11 Nov 2020
スカラーです。
今日は久しぶりに読者さんの疑問に答えたいと思います(*^-^*)
質問はこちらです。
初めて質問します。
コロナの影響で外出が出来なくなり、時間に余裕が出来ましたので今までやってみたかったピアノを独学で始めました。
音符も読めない全くの初心者の62歳のおやじです。片手だけなら、楽譜を見て弾くことが出来ますが、
上下2段になっている楽譜はどこをどう見て弾いていいのかわかりません。両手になったとき、右だけ見てしまうと、左手の楽譜が全然見れなくなってしまい、反対もしかりです。
もう左右の手がめちゃくちゃになってダメです・・・。ピアノを弾かれる方は、一体、楽譜のどの辺りを見て弾かれているのでしょうか?
そして頭の中がどうなっているのかが不思議です。
(60代・男性)
この質問、結構あります!!
「片手やったら弾けるけど、両手の楽譜の場合、目線はどの辺を見るんですか?」と。
これはですね、スカラーは基本的には楽譜全体を見ています。
なので、右だけとか、左だけを見てるわけじゃないんです。
でも・・・!!!
楽譜全体を見ているときは、譜読みが簡単な楽譜の場合です。
完成までに数カ月かかるような曲なら、
スカラーの場合は、よくよく観察してみると、左を見たり、右を見たりしていました。
具体的には、右手がややこしいときは、右手を見ます。
で、右の音が伸びているとき(右手を見ている必要がないとき)は、
左を見たりしています。
人間両方の音は一気に見られませんからね。
じゃあ、右手を見ているときは、左手は見ていないのか?と言われるとそうでもなくて、
左は2割ぐらいの力で見ています。じゃあ何で2割の力で弾くことができるのか・・・?
それは・・・
・・・、
・・・、
・・・、
鍵盤感覚があるからです。
例えば、右なら右手を見て、どの音かぱっと読めて、その音が鍵盤のどの辺りにあって、
指をどれぐらい動かせばその音に辿り着くのかを瞬時に把握しているからです。
これがわかっていると、20%の力で弾くことができるんです。
左も同じ考えです。
じゃあ、片手を20%ぐらいの力で弾くためにはどうしたらいいかというと、
これはもう、「鍵盤感覚を養う」これしかありません!!!
鍵盤感覚を養うってことは、
先ほどと重なりますが、楽譜の音が鍵盤のどの辺りにあって、
指をどれぐらい動かせばその音に辿り着くのか?ということです。
つまり逆に言い換えると、上下2段の楽譜を見れないってことは、
・その音が鍵盤のどの辺りにあるかわかっていない
・その鍵盤に手をどれぐらい動かせば弾けるかわかっていない
・むちゃくちゃ難しい曲を弾いている
ということになります。
これなら弾けそうじゃないですか。
楽譜が読めないならドレミをふることで解消されますし、
鍵盤の場所もそんなに難しくないと思うのです。
もしこの楽譜でもぱっと上下を見れないのであれば、これぐらいのレベルから練習を始めてください。
で、これは弾けるという人は、どんどん先へ進んでください。
ただし、一気に飛ばしてやると、左右が一度に見れなくなります。
一度に見れないということは、今やっている曲が難しすぎるということもありえます。
なので、自分が上下の楽譜を見る余裕がある曲を何曲の何曲も弾いてみてください。
そうやってコツコツ練習をしていたら、自然と鍵盤感覚が身に付いてきます。
そしたら、鍵盤の場所が自然と覚えられ、指の動かし方がわかってきて、あとあと応用が利いてきますよ!
とっても地道ですが、初心者さんにはぜひ通過してほしいところです。
まとめ
・楽譜は全体を見る
・鍵盤感覚が身に付いてないから左右どっちかしか見れない
・音を見て、その音がどの鍵盤かぱっと押せるようにする
・どれぐらい手を動かせばその鍵盤を押せるかできるようにする
・上下の楽譜を見る余裕がある曲を弾く
最後まで読んで下さりありがとうございました!
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