京都生まれ☆音大出てないピアノ講師のはんなり日記です^^

新米ピアノ講師向け!ピアノを初めて弾く子どもへの教え方⑩ ~ブルグミュラーまでの進め方の話

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スカラーです。
今日は、「新米ピアノ講師向け!ピアノを初めて弾く子どもへの教え方⑩ ~ブルグミュラーまでの進め方の話についてお話ししたいと思います。

音大出てないけどピアノを教えたいあなたへ

今は会社員やけど、いつか自分もピアノを教えたいと思っている。
今もピアノを習っているから、教えられる技術は十分に備わっている。おまけに実家暮らしやから教えられる環境だってある。
なので、始めようと思ったらいつでも始められる状態。

でも、音大出てへんし、自分には無理なんじゃないかと思っている

そんなあなたのための記事です。

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前回は、「年齢別 どの教材を使ったらいいの?」についてお話ししたけれど、
その時に紹介した本、「ともだちピアノ」や「オルガンピアノの本」は、
「ブルグミュラー」に到達するまでの本なのです。

今回は、「ブルグミュラーまでの進め方の話」です。

「ブルグミュラー」は何年ぐらいで弾けるようになる!?

だいたい、ピアノ初めてから4、5年はかかると思います。
進め方は、
「ともだちピアノ1」、「ピアノランド1」を4か月でこなし、
「オルガンピアノの本1」を7か月でこなします。
「オルガンピアノの本2」が少し難しくなって、1年かかる。
そこから「バイエル下巻」に入って、2年半はかかります。
で、バイエル下巻が終わったら、ようやく「ブルグミュラー」に突入です!
なので、ざっと4年半ぐらいかかります。
※小学1年生の場合

わかりやすく、「バイエル」の本で例えてみると
単純計算で、
「赤バイエル(上巻)」=約1年半
「黄バイエル(下巻)」=約2年半
としたら、4年ほどです。

私はこの順番で教えています!

私は、黄バイエルはそのまま使って、赤バイエルの部分だけを別の教材を使って教えています。
今は、「ともだちピアノ」か「オルガンピアノの本」が使いやすいと思っています。
※「ピアノランド」は「オルガンピアノの本」の前に弾かせています。
IMG_2565コピー

もう古い!?昔のテキストの進め方

昔のテキストの進め方はこうでした。
単純に、「赤バイエル(上巻)」→「黄バイエル(下巻)」→「ブルグミュラー」です。
もっとざっくり言うと、初めて使う本が「バイエル」で、それが終わったら「ブルグミュラー」になるのです。
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今の時代はこうなった!

今は、こんなことになっているんです 😯  「バイエル」が不発(教えにくい)という理由から、バイエルに代わる本が「これでもか!」と言うほど作られているんです。「ピアノランド」「ぴあのどりーむ」・・・など、いくつか聞いたことがありませんか!? 思いついただけでもこんなにあるんです!
例えば、「オルガンピアノの本」を例に挙げるとすると、この本は1巻~4巻まであります。4巻が終わったら、ブルグミュラーに入れるぐらいのレベルになっているのです。なので、1巻~4巻すべてクリアする=バイエルの上下巻をクリアする、ことと同じ意味なんですね。
教え始めてようやくこのことに気づきました 😯
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バイエルに代わる本が大量に作られた!

なので、今も昔も「ブルグミュラー」の本は、絶対的な存在なのです。で、この「ブルグミュラー」に行きつくまでに、どんな本を使って弾かせるようにするのかが先生の腕の見せ所なんですね。
で、今はそれが「バイエル」を学ぶことではなくて、「バイエル」以外の本で学んでいくということ。ピアノに飽きることなく楽しく続けられるようにと、試行錯誤の上に作られたんですね。時代は変わっているようです。
選択肢が多い分、選ぶ基準が難しく複雑になっています。なかなか難しい問題です。
※私は導入時はバイエルを使いません。理由はこちらの記事をご覧ください。
バイエルの種類や何年で終わらす?についての記事はこちらです

「どのテキストを使うか?」に正解はない!

それにしても、テキストの進め方ってほんまに大変・・・。どのテキストを使うのが一番良いのか、生徒一人ひとりに合わせた教材がいいのか、それとも、みんな統一して同じ教材にするのか? など悩みは尽きないです。私が習っているピアノのお師匠さんでさえ、「毎回悩む」とおっしゃっていました。なので答えのないような永遠の課題なんかなって思いました。

まとめ

ブルグミュラーまでの持って行き方
「ともだちピアノ1」、「ピアノランド1」を3か月でこなす。
「オルガンピアノの本1」を5か月でこなす。
「オルガンピアノの本2」が少し難しくなって、10か月かかる。
そこから「バイエル下巻」に入って、2年かかります。
※赤バイエルは使わず、別の本を代用して、黄バイエルとブルグミュラーはそのまま使う

かかる年数
ざっと3年以上です。

次回は、「体験レッスンのやり方は?」についてです。

合わせてこちらの記事も読んでいただくと、よりわかりやすいかと思います。
※(新米講師向け)「初めてピアノを弾く子どもにおすすめの楽譜」の記事

「ピアノの教え方」の記事に戻る

読んで下さりありがとうございました^^

 

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プロフィール


はじめまして! スカラーと言います。 京都生まれの京都育ちです。音大を出ていないけどピアノ講師をしています。 小4からピアノを始めたので、初見力なし、音感なし。ピアノも特別上手じゃありません。ピアノ教室を開くまでに、いろんな葛藤があり13年もかかってしまいました。

プロフィールは はじめにこちらへ♪を読んでもらえたらと思います

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