25 Jan 2019
スカラーです。
今日は、「新米ピアノ講師向け!ピアノを初めて弾く子どもへの教え方⑪~体験レッスンのやり方は?」についてお話ししてみたいと思います。
音大出てないけどピアノを教えたいあなたへ
今は会社員やけど、いつか自分もピアノを教えたいと思っている。
今もピアノを習っているから、教えられる技術は十分に備わっている。おまけに実家暮らしやから教えられる環境だってある。
なので、始めようと思ったらいつでも始められる状態。
でも、音大出てへんし、自分には無理なんじゃないかと思っている
そんなあなたのための記事です。
前回は、教え方⑩ ~ブルグミュラーまでの持って行き方の話です。
今回は、体験レッスンのやり方についてです。
ピアノ講師をして、今年で4年目となりました。まだまだ新米の先生です。どんな風に教えたらわかってもらえるのか、ピアノが嫌にならない教え方について日々勉強しています。
ピアノを教えることってほんとに大変やと痛感しています。
この4年間、ほぼ失敗だらけ。「この子にはこの教材は合わなかった」「最初からこういう風にして教えたらよかった」と、言い出したらとまりません><
ピアノを触ったことのない子にどうやって教えるのか。何から教えるものなのか、また教える対象は、子どもなのか、大人なのか・・・、考えだしたらきりがありませんね。
とりあえず、何から教えたらいいかわからない人のために、私が実際やっている方法をお伝えしたいと思います。とりあえず、なんでもいいから誰かのマネをして実践してみる。で、自分には合わない部分があったら、そこは別のやり方に変えてみてください。
ここでは初めてピアノに来てくれる子への「体験レッスン」の内容についてお話ししたいと思います。
何歳が対象?
小学校1年生(小学校低学年)
※字が書ける、数字が読める、1~10まで数えられるレベルです
(大事!)何から教えたらいい?
この3つにつきると思っています。
この3つは絶対やって、あとはアレンジしています。
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こんな順番で教えています!
(適当に順番を入れ替えるなどアレンジしてくださいね)
※だいたい20~30分ぐらい
①ピアノに合わせてリズムをたたく
先生のピアノに合わせて2分音符、4分音符、8分音符のリズムをたたきます(ゆっくりなテンポ、中くらいのテンポ、速いテンポの叩き分けです)。まずは音楽に合わせて手をたたいて、緊張をほぐす感じですかね。
②リズムを教える
まずは、(4分音符が1拍とか言わずに)、動物カードを見せて、うしなら「ターアン」、いぬなら「ター」、ねずみなら「ティティ」などと言いながらリズムを打つ(先に先生が見本を見せる)
この本とっても参考になります!写真のリズムカードもついてますよ →「ピアノ体験レッスンプログラム」
カードは3種類あります。
表面に動物、ウラ面に音符が載っています。
③真ん中の「ド」の音符を見せて、実際の鍵盤の位置を教える(音符と鍵盤の位置を一致させる)
「これが「ド」だよ」といって大きく書いた音符を見せる ※子どもは大きい字の方が見やすいみたいです。
「じゃあこの「ド」は、どの場所にある?」と鍵盤を探してもらう。(赤いマルの箇所ですね)
④指番号を教える
実際に子どもの手の形で教えてあげると喜びます。
⑤いよいよピアノを触る
やっとですね(笑)。一番最初やと「ピアノランド」(記事に飛びます)の「どどどど どーなつ」を弾かせます。
一番最初やとこんな感じで進めていきます。個人的に思うのは、ちょっと優しいレベルにしてあげること。これは幼稚園児でもできると思います。初めてピアノにふれる子どもはワクワクもしてるけど、ちょっと不安でもあるんです。そんなとき、出された課題が全部できたら自信になりますよね。
その自信が「楽しい!」につながると思うんです。
簡単すぎる子には、先生が弾いたリズムを当てるとか、ピアノを「ド」以外の曲にしてみるとか、ドレミファソラシドの音階を弾かせてみるとか、アレンジしてみてください。
年齢別のやり方
5才の場合(大事です!)
リズムをたたく、音符に色をぬる、ピアノを弾くなど、具体的なやり方がわかります。
小1の場合
この記事のことです。
小3の場合
小1の体験レッスンをアレンジしたものです。
おまけ
体験レッスンの問い合わせで聞いておきたいこと
なんでも最初が肝心! 「初めての問い合わせで確認しておくこと」について書いています。
体験レッスンでチェックすること&親への説明の仕方
体験レッスンの内容だけで、いっぱいいっぱいになるけど、この項目も重要です。特に、親への説明が大事です^^
(新米講師向け)ピアノの体験レッスンで死にそうに緊張したら・・・。
体験レッスンをするにあたっての心境を綴っています。
読まなくてよいです・・・ 😯
最後に
今、ピアノ講師をして4年目になります。
教えてみて思ったのは、「早く教えたらよかった」です。
頭で考え過ぎるんじゃなくて、さっと行動に移せばよかったと思っています。
10冊の指導本を読んだりセミナーに行くよりも、たった一人だけの生徒を教える方がずっと、ずっと指導力はつくんやなと思いました。
次回は、「教え方⑫~初回のレッスン編」をお伝えしてみたいと思います。
参考になったらうれしいです^^
読んで下さりありがとうございました^^
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