29 Mar 2016
スカラーです。
今日は、「(新米講師向け)ピアノの体験レッスンでチェックすること&親への説明の仕方」についてお話ししたいと思います。
あくまで私の場合です。参考になるところがあればうれしいです^^
まずは、「ピアノの体験レッスンでチェックすること」についてお話ししたいと思います。
ピアノの体験レッスンをやるとき、ものすごく頭を働かせています。
体験レッスンでは、子どもに音楽の楽しさをわかってもらうのが一番大切やけど、同時に、先生側としても、この子は何ができて、何ができてへんかを確認するレッスンでもあるんです。(最近気づいたんですけど・・・笑)
講師1年目のときは、そんなことまで考える余裕がなかったです・・・。
ピアノの体験レッスンでチェックすること
対象は、小学1年生です。
・数字の読み方・ひらがなが書ける
・鍵盤の真ん中の「ド」の位置がわかっている
・「ドレミファソラシド」がわかっている
※幼稚園児やと、お絵かきができるかどうか。
まっすぐな線が書けるか、枠からはみ出さずに色を塗れるか、この辺りをチェックします。
そこで、この子が雑な子か、丁寧な子か、手先が器用な子なのがわかります。
※「ドレミファソラシド」は知っていなくても良いのですが、例えば、知っている子に、「ドレミファソラシド」を教えるのはムダな時間なんです。なので、体験のときに、「ドレミの音符は読めるかな?」とか、「どの鍵盤を弾くかわかる?」とか、子どもに知ってるか知っていないか聞くことが大事です。
教えたてのころは、どういう順番でやろうとか、自分のことで頭がいっぱいでした。
なので、子どもに尋ねながら、子どもの反応を見ながらやらなあかんなぁと思いました。
スポンサーリンク
次に、「親への説明の仕方」についてです。
また、体験レッスンが上手くいったとしても、親への説明が何にもないと、
これまた、不親切なんです。親には、自分の子どもが「この教室で習うイメージ」が想像できるようにした方が良いと思うのです。
親への説明の仕方
・レッスン料金のこと、教室での決まり事のこと
・音大は出てないので趣味の人しか教えられないこと
・レッスンの進め方について
これが必要最低限かなと思います。
お金のことは聞きにくいから、こちらからズバッとお伝えします。
振替はできるかとか、月に何回レッスンがあるとかを伝えます。
言い方としては、
先生:「こんな感じで、ピアノは全体の5割ぐらい弾きます。残りの時間は、リズムを打ったり、音符を書いたり覚えたりします」
あと、私は教室に来てくれるのかそうでないのかが知りたいので、
先生:「2週間ぐらいでお返事をいただけたらと思います」
と言っています。
ちなみに、4歳やとこんな感じ。
先生:「まだ4歳なので、ピアノを弾くのは全体の4割ぐらいです。あとの時間はリズム感や音感を身に付けるお勉強をします。あと、お絵かきもします。書く作業は一見、ピアノと関係がないように思うけど、手先に意識を集中させるためにやります」
お恥ずかしながら、講師1年目のときは、体験レッスンが終わったら、
私「あ~、こんな感じでレッスンしています・・・」
親「しーん・・・」
私「しーん・・・」
で、終わっていました。
何をしゃべったら良いかわからなかったんです><
親の方も、習い事自体が初めてやったので、何を聞けばいいかわからなかったようでした・・・。
まとめ
体験レッスンは子どもの反応を見ながら、瞬時に対応していかなあかんから、かなり頭使うから大変です。
レッスン中、明らかに簡単そうやなと思ったら、ちょっと難しいことにチャレンジしてみたり、難しそうやなって思ったら、レベルを下げて丁寧に説明してあげたり・・・。
とってもとっても疲れるけど、でも、初めてピアノにふれたときの、子どものキラキラした目を見るのが楽しいです 🙂
次回は、ピアノ初心者の子どもが最初に使うおすすめの本は?についてです。
※教え方⑪ ~体験レッスンのやり方の記事に戻る
読んで下さってありがとうございました!
スポンサーリンク
この記事を読んだ方は、こちらの記事も読んでいます
- None Found