28 Mar 2016
スカラーです。
今日は、「新米ピアノ講師向け!ピアノを初めて弾く子どもへの教え方⑦ ~1曲が弾けるようになる流れ」についてお話ししたいと思います。
音大出てないけどピアノを教えたいあなたへ
今は会社員やけど、いつか自分もピアノを教えたいと思っている。
今もピアノを習っているから、教えられる技術は十分に備わっている。おまけに実家暮らしやから教えられる環境だってある。
なので、始めようと思ったらいつでも始められる状態。
でも、音大出てへんし、自分には無理なんじゃないかと思っている
そんなあなたのための記事です。
前回は、具体的なレッスンの進め方についてお話ししました(前回の記事はこちらです)
では早速行ってみたいと思います。
※対象は小学校1年生です。
「ドレミファソ」の音符を読むので精一杯の生徒の場合
例えば、この曲を弾くことにします。
1つのメロディーを左右交互に弾き分ける曲です。
【1回目のレッスン】
曲のイメージをつける・音符の確認
・先生と一緒に歌う(ドレミか歌詞で歌う)
・音符を読ませる
・左手で弾くところをチェック
・(余裕があったら)リズムを確認する
※ここで大事なのが、音符の確認を一緒にすること。これをレッスン中でやっておかないと、お家で一人で読めないので。
ここは時間がかかってもいいので、丁寧にします。
「レの音にチェックしよう」、「シの音はどれかな?」と言う感じで1音ずつ音を読んでいきます。
【お家での宿題】
・「ドレミ」で歌いながら弾いてくる
・左右の弾き分けをしてくる
※「歌いながら」ってところがポイントです。
【2回目のレッスン】
両手の弾き分けができてるか
・音符の確認
・「ドレミ」で歌いながら弾く
※音が読めていて、左手との弾き分けもできていたら、合格。(この曲の場合、最後の2小節の弾き分けが難しいところ。ここがクリアできてたらOKです^^)
もし、音だけたどって、リズムが違うようやったら、「リズムあってた?」と、音符を指さして「この部分のリズムたたいてみて」と言い、自分で間違いに気づいてもらいます。
もう少し詳しい教え方はこちらの記事を読んでいただけたらと思います
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両手でなんとか弾ける生徒の場合(ピアノ歴1年ぐらい)
例えば、この曲を弾くことにします。
※「オルガンピアノの本」の2冊目の曲
【1回目のレッスン】
曲のイメージをつける・音符の確認
・先生がお手本を弾く
・音符を読ませる
・左手の和音のチェック
【お家での宿題】
・「右だけ→左だけ→左弾きながらメロディーを歌う→両手」で弾いてくる
※「左を弾きながらメロディーを歌う」のがポイントです!
【2回目のレッスン】
両手である程度弾けてるか
・ドレミで歌いながら弾いてもらう
・左弾きながらメロディーを歌う
・メロディーの音がぷつぷつ切れないように弾く
【お家での宿題】
・2回目のレッスンでてきなかったところの部分練習
・音がつながっていなかったら音をつなげてきてもらう
・次の新しい曲の「音読みだけ」してきてもらう
【3回目のレッスン】
両手で弾けてて音がぷつぷつ切れていないか
・ドレミで歌いながら弾いてもらう
※メロディーがつながっていて、左の和音もそこそこに弾けて、全体的につっかえずにスムーズに弾けてたら合格させる!
うまくできなくても、やろうという姿勢が見えたら合格させる場合もあり!
こんな感じで進んでいきます。
※だいたいは、2、3回目のレッスンで合格できるような弾きやすい曲を選んでいます。
まとめ
【「ドレミファソ」の音符を読むのに精一杯の生徒の場合】
・先生と一緒に歌う
・音符を読ませる
・両手の弾き分けができているか
【両手でなんとか弾ける生徒の場合】
・先生がお手本を弾く
・音符を読ませる
・右→左→左弾きながらメロディー歌う→両手で弾く
・両手で音がぷつぷつ切れてなければOK
次回は、「お家での練習方法の伝え方その⑧」(記事はこちらです。)についてです。
読んで下さりありがとうございました^^
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