27 Mar 2016
スカラーです。
今日は、「新米ピアノ講師向け!初めて弾く子どもへの教え方⑥ ~レッスンの進め方」についてお話ししたいと思います。
目次
音大出てないけどピアノを教えたいあなたへ
今は会社員やけど、いつか自分もピアノを教えたいと思っている。
今もピアノを習っているから、教えられる技術は十分に備わっている。おまけに実家暮らしやから教えられる環境だってある。
なので、始めようと思ったらいつでも始められる状態。
でも、音大出てへんし、自分には無理なんじゃないかと思っている。
そんなあなたのための記事です。
前回は、指番号と鍵盤の位置の教え方についてお話ししました。
第6回は、「レッスンの進め方」についてです。
まず、私の教室はレッスンは40分にしています 🙂 (普通は30分レッスンにしてるところが多いです。)
私はおっとりしている性格もあって、キビキビスピーディーに教えられないので、これくらいの時間です。
で、この時間をどうやって使っているかと言うと・・・。
【基本パターン】の時間配分
※ピアノの練習をしてくる子の時間配分です。
●30分
20分・・・ピアノ
10分・・・ソルフェージュ、音符書き、リズム
●10分
雑談(学校であったこととか、子どもとのおしゃべりタイム&レッスンノートを書く時間)
つまり30分がレッスンで残りの10分は子どもとのコミュニケーションの時間です。
雑談が多いように思われると思うんですけど、この時間を使って、子どもたちと意思疎通を図っています。楽しそうにおしゃべりする子どもの話をついつい長めに聞いてしまいます・・・。子どもがまだ低学年やからしょうがないかな・・・!?
この、「10分・・・ソルフェージュ、音符書き、リズム」の部分は、
①ソルフェージュ、②音符書き、③リズムをローテーションにしています。
この3つをすべてやろうとすると時間がオーバーしてしまうので、苦手な分野を集中的にやることにしています。
例えば、
・音符を読むのが苦手な子
ソルフェージュと音符書き
・リズムが苦手な子
ソルフェージュとリズム打ち
・音符もリズムも苦手な子
ソルフェ、音符書き、リズムのローテーション
・音符とリズムができてる子
ソルフェージュのみ ←最終ここに持ち込みたいと思っています。
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【練習が全然できていない生徒の場合】
●30分ピアノ
●10分音符書きやリズム打ち
で、帰る用意とか、レッスンノート書いてたら、5分~10分オーバー
この場合やとピアノの時間に30分とられ、別に10分ワークやリズム打ちに時間がとられるので、時間オーバーになってしまうパターンです。
【不器用で飲み込みが遅い生徒の場合】
●10分 雑談
●10分 ピアノ
●5分 音符読み
●5分 リズム打ち
●5分 指の体操
●5分 レッスンノート書く
ピアノを弾く時間はわずか10分。通常のレッスンやと20分はとるので、明らかに教材の進み具合が遅くなります。実際に、こういう生徒はいます。今はピアノを弾く時間が少ないけど、だんだん鍵盤をさわる時間を増やしていけるようにします。
指導していてうれしいのは、こういう子が自分で楽譜を見て弾くようになってくれたときです^^
あと、こんなパターンもあります。
【自由奔放のびのび自由な生徒の場合】
●10分 雑談や好きな曲を弾いたり太鼓をたたく
●20分 ピアノ(途中で脱線・・・)
●10分 おしゃべり
で、レッスンノート書いてたら、5分~10分オーバー
実際このようなレッスンがあります・・・。こういう日はかなり疲れます・・・。
子どもの数だけレッスンパターンがあっていい!
教えていて思ったのは、理想のレッスンは、ピアノをたくさん弾いてくれて、先生の話をよく聞いてくれて時間通りに終われるとき。
でも現実は違う。自分の思い通りになるレッスンなんてほとんどないんです・・・。
これらのパターンは、今、実際に教えている生徒さんの場合です。
ピアノを20分弾く子もいれば、10分で終わる子もいる、3曲弾いてくる子もいれば、1曲しか弾けない子もいる。子どもの数だけ、いろんなレッスンのパターンがあっていいのかなと思っています。
まとめ
・レッスン時間は一人40分
基本は、30分授業、10分雑談。
それぞれ生徒の性格によって、レッスンの時間配分が違う。ピアノに20分とれる生徒もいれば、10分しか弾けない生徒もいる。
子どもの数だけレッスンのパターンがある!
できるだけ、子どもとコミュニケーションをとりながら、レッスンを進めていけるようにしたいものです~ 🙂
次回は、「1曲が弾けるようになる流れ」についての記事です。
今日も読んで下さってありがとうございました!
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