21 Jun 2016
スカラーです。
今日は、「新米ピアノ講師向け!ピアノを初めて弾く子どもへの教え方⑨-1 ~一番最初に使う本は?」についてです。
音大出てないけどピアノを教えたいあなたへ
今は会社員やけど、いつか自分もピアノを教えたいと思っている。
今もピアノを習っているから、教えられる技術は十分に備わっている。おまけに実家暮らしやから教えられる環境だってある。
なので、始めようと思ったらいつでも始められる状態。
でも、音大出てへんし、自分には無理なんじゃないかと思っている
そんなあなたのための記事です。
前回は、お家での練習方法の伝え方でした。
今回は、「一番最初に使う本」についてです。
教える対象は?
小学1年生です。
一番最初に使っている本はこれです!
2冊あって、
「ともだちピアノ」と「ピアノひけるよ!ジュニア」です。
なんでこの本が良いのか、ざっくりお話ししていきますね。
「ともだちピアノ」
一番最初に弾いてもらうのはこの曲です。
これは、ドの音を右手と左手で分けて弾きます。なので、簡単に弾くことができます。
また、進むスピードがゆっくりなので、不器用な子でもつまづかずに、進んでいけます。
ちなみに、最後の方の曲はこんな感じ。難しくないでしょ!?
音の音域がそこまで広くならないので、少しずつ音符を覚えながら弾いていくことができます。
この部分、見逃しがちやけど、どの音域まで学習するかは見といたほうがいいです。
「ピアノひけるよ!ジュニア」です。
童謡など知ってる曲ばっかり集めた本。子どもが喜びます。
一番最初に弾いてもらうのがこの曲
この2冊やったら、不器用な子どもでもスラスラこなせます!
次の本は?
「ともだちピアノ」の1冊目(A-1)が終わったら、私は「ピアノランド」を弾かせています。
ほんとは、ピアノランドから始めたいんやけど、進むスピードが速く、ついて来れない子がいるので、ピアノランドの前に、「ともだちピアノ」を噛ませています。
「ひけるよ!ジュニア」は、1巻目が終わったら、普通に2巻目、3巻目と行きます。
私はこの本は使いません
これは、高い「ド」から始まります。
楽譜を見てみましょうか。
右手が高い「ド」から始まるんですね。私は、右手は真ん中の「ド」から教えたいので、
「バイエル」は使っていないんです。
本の後半から、ようやくへ音記号が出てきます。
出てくるタイミングが少し遅いなと思いました。
4、5歳の小さな子どもならまだしも、
小学1年生やったら、ト音記号もへ音記号も、同時進行で覚えていった方が良いと思うんです。
(「赤バイエル」がダメな理由はこちらの記事で説明しています)
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教材選びは今でも悩みます・・・><
私はピアノ講師をしていて、今年で4年になります。
なので、まだまだペーペーなのです(汗)
教材選びはほんとに大変です。
一番最初に使う本って、おそらく「バイエル上巻(赤バイエル)」かなと思っていました。
なぜなら、
自分がたどってきた道が
バイエル→ブルグミュラー→ソナチネ
やったからです。
でも、赤バイエルから教えようとすると、私も教えにくいし、子どももよく理解できないと思うんです。
なので、赤バイエルに代わる本を探し始めました。
で、自分なりに教えやすいなって思ったのがこの2冊でした。
「ともだちピアノ」、「ピアノひけるよ!ジュニア」です!
あくまで、私がおすすめする本なので、参考程度に思ってもらえたらうれしいです。
合わせてこちらの記事も読んでいただくと、よりわかりやすいかと思います。
※(新米講師向け)「初めてピアノを弾く子どもにおすすめの楽譜」の記事
次回は「年齢別テキストの進め方は?」についてです。
※テキストの組み合わせの話も、ポイントなので読んでほしいです^^
読んで下さりありがとうございました^^
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