初めてピアノを弾く子どもにおすすめの楽譜
スカラーです。
新米ピアノ講師さんのための記事です 🙂
今日は、「初めてピアノを弾く子どもにおすすめの楽譜」についてお話ししたいと思います。
これまでに、「こんな本が使いやすい!」と、いくつか紹介したのですが、それをまとめてみました 😀
頭を悩ませる教材選び・・・
教材選びはほんとに大変です><
私はピアノ講師をしていて、今年で4年目ですが、今も、教材選びには苦労しています。
ましてや、これから教え始めようとしている方なら、なおさらです。教材選びに悩むのは当たり前やと思います。
数年前の私がそうでした。
なんで悩むかというと、悩むというか、迷うのです。
今は、導入期の教材が山ほどあるからです。どれが人気なのか? どれが使いやすいのか? 教材の数がありすぎて迷うのです。
なので、私は、ネットで情報を仕入れようとしました。
けど、あんまり情報が出てこないんです><
例えば、「私はこんな本を使っている!」という記事を見つけても、
楽譜の中身がわからない、どんなレベルの子どもに使っているかわからない、
また、実際に使ってみた感想までは書いてないことが多かったです。
なので、本屋さんにいって、直接楽譜を見て、実際に生徒に使ってみて・・・、と
一から試していくしかありませんでした。
ということで、子どもたちに教えてみて、使いやすかった本を紹介しようと思います。
テキストの中身も、一部お見せしますね。
あとは、個人的な感想も書いています。
新米講師の皆さんの参考になったらうれしいなと思います^^
教える対象は?
小学校1年生です。
【メイン教材】、【サブ教材】、【テクニック教材】の3種類に分けました。
おすすめ楽譜【メイン教材】
「ともだちピアノ」ドレミ楽譜出版社¥800(税抜)
満足度★★★★☆ 使いやすさ★★★★★
難易度★★☆☆☆ 音楽性★★☆☆☆
ピアノがまったく初めての方から使えます。進み具合がものすごくゆっくりなので、ちょっと手こずるかな!?と思われるような子どもにピッタリです。リトミックの先生が「この本使いやすいよ!」と教えてくれました。感のよい子やと物足りなく、一瞬で1冊終わってしまう可能性が・・・。最初の本が、【A-1】なんですが、終了したらそのまま【A-2】に移るか、もしくは、「ピアノランド」に移ります。
※小1の子どもに使っていますが、幼児でも対応可やと思います。
楽譜の一部はこちらの記事を見てください↓
※「ともだちピアノ」の中身についてはこちらの記事をご覧ください^^
「ピアノランド」音楽之友社 ¥1,300(税抜)
満足度★★★★☆ 使いやすさ★★★★☆
難易度★★★★☆ 音楽性★★★★★
「ともだちピアノ」に比べると進み具合が速いです。1冊終わるころには両手の10本の指をすべて使って弾きます。全ページカラーで伴奏付なので楽しいです。早くからいろんな音が出てくるので、音楽性が高くピアノ教本としてのクオリティーが高いです。練習をたくさんしてくる子には向いていると思います。1巻が終わったら、2巻にはいかないで(2巻が急に難しいリズムが出てくるし、楽譜が小さくなって見づらいので使っていません)、「オルガンピアノの本」に移ります。
※初めての子にこの本は難しいと思います。「ともだちピアノ」をかませるのが得策・・・。
楽譜の一部はこちらの記事を見てください↓
※「ピアノランド」の中についてはこちらの記事をご覧ください^^
「みんなのオルガン・ピアノの本」ヤマハ ¥1,000(税抜)
満足度★★★★☆ 使いやすさ★★★★☆
難易度★★★☆☆ 音楽性★★★☆☆
「ピアノランド」の1巻が終わったら使っています。「オルガンピアノの本」から始めてもいいのですが、ちょっと初めにしては進度が速いので、最初にピアノランドを入れています。なので、「オルガンピアノの本」の前半と、「ピアノランド」のレベルがほぼ同じぐらいです。後半から両手で弾くところが出てきます。オルガン1が終わったらそのままオルガン2へ行っています。
※これは進度が速いので幼児には不向き。小学生から使った方がいいと思います。
楽譜の一部はこちらの記事を見てください↓
※「オルガンピアノの本」の楽譜の中身、難易度など紹介しています^^
「子供のバイエル(上巻)」全音楽譜出版社 ¥1,000(税抜)
満足度★☆☆☆☆ 使いやすさ★☆☆☆☆
難易度★☆☆☆☆ 音楽性★☆☆☆☆
バイエルの上巻は使わない方がいいです。最初から両方ともト音記号の音を読ませるし、へ音記号が出てくるのが遅いのでやっかいです。私自身赤バイエルで育っていないので使ったことすらありません。バイエルの上巻を使うなら、「ともだちピアノ」か「ピアノランド」あたりから始めるのがおすすめです。
※「バイエル」の種類、次の本、難易度、欠点についてお話ししています。
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おすすめ楽譜【サブ教材】
「ピアノひけるよ ジュニア①」ドレミ楽譜出版社 ¥1,000(税抜)
満足度★★★★☆ 使いやすさ★★★★☆
難易度★★★☆☆ 音楽性★★★☆☆
「きらきら星」、「アルプスいちまんじゃく」など、数多くの童謡が載っているので、子どもたちにとっても人気のある本です。レベルは、「ピアノランド」よりも簡単です。伴奏もついてるので、かなり楽しい本です。子どもの癒しの本です^^ 1巻が終わったらそのまま2巻へ行きます。2巻で両手奏が出てきます。
※「ひけるよジュニア」の楽譜の中身、難易度についてお話ししています。
おすすめ楽譜【テクニック教材】
「バーナムピアノテクニック ミニブック」全音楽譜出版社 ¥1,000(税抜)
満足度★★★★☆ 使いやすさ★★★★★
難易度★★☆☆☆ 音楽性★★☆☆☆
テクニック教材といえば「バーナム」です。子ども問わず全員に弾かせています。
テクニックの本なので、ピアノランドのように楽しめる本ではありません。けど、後々やってたら良かった~って言われる本です。この本を使うと、スタッカート、和音、連打、とかができるので、気に入っています。紫色のミニブックが終わったら、オレンジ色の「導入書」に移ります。
※「お人形の動きと、手の動きを関連づけながら」教えるのがポイントです 🙂
※「バーナム」の中身や、難易度についてお話ししています。
譜読みのおすすめドリル
「おんぷにこにこワーク 1」サーベル社 950円(税抜)
総合点★★★★☆
音符を書く作業★★★★☆
楽譜の見やすさ★★★★★
進度★★★★☆
音符を書く以外に、音当てクイズやリズムうちもあって、1冊でいろんなことができて便利です。
最初はゆっくり丁寧に教えていきたい方におすすめです。
実際使ってみた感想はちょっと簡単すぎるところもあるので、全ページしなくてもよいと思いました・・・。
記事はこちらです。
他にもいくつかあるので、随時更新していきたいと思います。
合わせてこちらの記事も読んでいただくと、よりわかりやすいかと思います。
教え方⑨-1 ~一番最初に使う本は?
教え方⑨-2 ~年齢別テキストの進め方は?
読んで下さってありがとうございました^^
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