(【4-1】ピアノ初心者向け）ジャズっぽい弾き方とは？~テネシーワルツを例に

スカラーです。
今日は、ジャズピアノのことについてお話ししたいと思います。

「ジャズピアノ」って聞くと、かっこいい！オシャレ！というイメージがありますよね。本物のジャズピアノって、実は楽譜がないんです。楽譜を見て弾いている時点でそれは「ジャズ」ではないのです。どういうことかと言うと、ジャズは基本的な楽譜（メロディーとコードだけが書いてある楽譜。伴奏は書いていない）だけを見て、アドリブで弾いたり適当にアレンジして即興的に演奏をするんです。なので楽譜があってないようなものなんです。少し話が複雑になってきましたね・・・^^;

まあ、細かいことは置いておいて、ジャズの楽譜を買ってきて、ジャズ風に弾くだけでも充分ジャズを味わうことができるので、いざチャレンジしてみましょう♪

この本に載ってるテネシーワルツを題材にしてみます。

まず、ジャズは「スイング」することが大事です！　「スイング」って言うのは、簡単に言うと、ジャズ独特の「ノリ」のことを言います。口では説明しずらいですが、「ズーズチャーチャ　ズーズチャーチャ」って感じです（笑）。

この、「ズーズチャーチャ」のリズムを音符にしてみましょう。赤マルのリズムです。この表示の意味は、楽譜に書かれている8分音符はすべて、「スイング」して弾けってことなんです（ジャズの楽譜にはだいたいこう書いてありますよ！）

なので、図のような感覚で弾きます。これが「スイング」です！

このリズムをもう少し説明すると、1拍を3つに分けた「1」と「2」をタイでつないだリズムなんです。

実際に「スイング」してる演奏と、してない演奏を聞き比べて見てください。あと、残念なスイングの演奏も聞いてみてください（※わかりやすいようにオーバー気味に弾いてみますね）
最初の冒頭を弾いています。この部分です。

（動画の内容）
①スイングしてない場合（真面目に弾いた場合）
②スイングした場合
③残念なスイングをした場合

違いわかりましたか？　スイングしてないと、なんかダサい感じやし、スイングしてると、ジャズっぽいですよね＾＾
残念なスイングは、なんか音が飛び跳ねすぎてて、しっくりきません・・・。上手に弾くコツは、最初の音をひきずって弾きます。これだけで、だいぶ雰囲気が出ますよ。

ちなみに、このリズムとは違います。

ふてんのリズムで弾いてしまうと、1拍目が跳ねすぎてそれは違います（これが、先ほどの動画の、③残念なスイングの仕方の弾き方です）※このリズムの違いは非常に微妙なラインです・・・

一番大切なことは、音をひきずってひきずって、1拍目に重さを出すことです。初めは難しいですが、ダルそうに弾いたらいい感じになりますよ＾＾

最後に、テネシーワルツをお聞きください

ありがとうございました＾＾

（次回は、テネシーワルツの弾き方についてお伝えしたいと思います。）

【まとめ】
・本物のジャズはアドリブや即興的に演奏するものなので楽譜がない
・本物のジャズはないけど、楽譜を買ってきてジャズ風に弾こう！
・ジャズは「スイング」することが大事！
・最初の音をひきずって（１拍目に重さを出す）、気ダルそうに弾くとＧＯＯＤ♪
・そのまま8分音符のリズムで弾いたり、跳ねすぎると、ダサく聞こえたり、しっくりこない演奏になる