16 Jul 2022
スカラーです。
「スカラーの生徒さん紹介やります!」企画の3人目ですー。
関東在住、たけしさん(仮名)です(70代・男性)。
たけしさんは、数年前ぐらいからスカラーのメルマガを読んでくださるようになり、
今は、オンラインでレッスンを受けてくださっています。
「みかんの花咲く丘」が弾けるようになりたい!
たけしさんは、「みかんの花咲く丘が弾けるようになりたい」ということで、
ピアノを始められました。
もともとお家にはピアノはあったそうなのですが、
ご自身は弾いてこなかったそうです。
そんな「みかんの花咲く丘」が目標だったたけしさんに、
転機が訪れます。
町内のピアノコンサート
それは、ピアノを始めて1年も経たない年に聞いた、とあるピアノコンサートでした。
同じ町内のご老人(御年84歳男性)がピアノを弾かれていたそうです。
その男性は、もともと音楽の先生だったようなのですが、ピアノを本気で練習しだしたのは、
なんと80歳になってからだそう!
で、たけしさんはその男性に魅せられて、
「自分もあんな風に(ショパンが)弾けるようになりたい!」と思われたんです。
ピアノを弾くきっかけは、「みかんの花咲く丘」だったのですが、
目標はいつしか「唱歌」から「ショパン」へ移られていたんです。
誰かに聞かせたいわけじゃない
それからたけしさんは、
ショパンの「ノクターン2番(あの有名な曲)」を練習されるようになったのですが、
一人での練習はなかなか大変なので、
スカラーが見させていただくようになったんです。
ピアノ歴1年ほどで、ショパンのノクターンを弾くということは、
一般的には、「無謀すぎる」とか、「やめといた方がいい」という声が上がります。
正直なところ、私もそのように感じていました(-_-;)。
でも、どうしてもこの曲が弾きたいというたけしさんの思いを聞き、
たけしさんのノクターンを聞かせてもらったところ、
「これは行ける!」と思ったんですね。
たけしさん曰はく、
「誰かに聞かせたいわけじゃない。自分に自分で聞かせたい」とおっしゃったんです。
人のためにやるんじゃない。ただただ自分のため。
しかも人の演奏を聞いて楽しむでもない。
「自分のために自分で音を出して自分だけが楽しむ」というのは、
何と贅沢で幸せなことなんだろうと思いました。
やりたいなら挑戦するしかない
以前、たけしさんから、こんな質問をいただきました。
目標を「唱歌」から「ショパン」に変更は無謀でしょうか。
もしかしたら、あなたも同じようなことを思われたかもしれません。
スカラーは、
「無謀なことに変わりはないですが(^^;)、
それでも自分がやってみたいと思うのであれば、
挑戦するしかない」とお答えしました。
誰かに反対されたとしても、「結局は自分がやりたいようにやる」、
それが自分にとって一番良いと思うからです。
本気でやりたいなら、
楽譜を入手して、自分なりにやってみる。
で、わからないところを誰かに聞いて補う。
「いつかショパンが弾けるように」という目標で日々練習していても、
その「いつか」は自然にはやってこないと思うんです(人によりますが)。
だからもし、あなたもこんな気持ちがあるんだったらやっちゃいましょう!!
チャレンジしてみましょう!!
その先のことはそこにチャレンジした人にしかわからないのですから。
ちなみに、たけしさんは、無事ノクターンを終了され、今はショパン「別れの曲」を練習中です。
簡単バージョンではないですよ!!
あの超ムズイ原曲にチャレンジされています!!
「早いパッセージのとこはひとまず置いておいて、
最初の一番有名な旋律を奏でたい」とのことで、今猛練習中です!!
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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