9 Nov 2018
スカラーです。
今日は前回の練習量についての記事を受けて読者さんから質問をいただきました。
質問はこちらです↓↓
「“効率よく”や“要領よく”というのが苦手で、言われた事や教えられた事は出来るのですが、それをアレンジしたり上手く自分のやり方に変えるのがあまり得意ではありません。だから上達が早い練習方法が分かりません。勿論コツコツの練習が大事な事は分かってるのですが、上達するのがとても遅いような気がしています」
とのことです。
まず、前回のお話で、一度にたくさん弾くのではなくて、時間を短くして2回ぐらいに分けて練習しようとお伝えしましたね。たとえ1日10分でも弾いたら、それはれっきとした「練習」になります。
部分練習を8割やってみよう!
やり方としては、
朝と夜でもいいし、数時間ほど休憩してから2回目の練習をしてもどっちでも良いです。
大事なのは、集中できる時間を作ることなので。
一日に何回も時間がとれない人は、弾きだめするしかありませんね(練習できる時間は人それぞれ違うのでその辺は臨機応変に)。
で、効率の良い練習の仕方を最初にお伝えしておくと、
ずばりこれです!
通して弾く:部分練習=2:8
で練習すること!!
いかに部分練習をたくさんするか、もうこれにかかっています。
通して弾くのは練習した「ご褒美」!
・細かく区切って練習をする(2小節や4小節単位で。1ページまるまる練習は効率が悪いです)
・自分が弾けているなと思うところは弾かない!!(弾けていると実感できるこの時間は楽しいけれど、練習にはまったくなっていない( ̄▽ ̄;))
・通して弾くのは練習した「ご褒美」ぐらいに思っておくと丁度良い(^-^)
とまあ、こんな感じです。
では大まかなことがわかったところで、
次は、具体的にどんな練習をしていけば良いかをお伝えしていきますね。
練習メニュー
【1回30分×2回の場合】
・指の練習 10分×2回(トータル20分)
・好きな曲を弾く 20分×2回(トータル40分)
●1回目
まずは10分間の指の練習です。
まずは最初から通して弾きます。で、間違えた箇所や自信がない場所にチェックを入れます。で、残りの時間でその苦手な部分だけを練習をします。
このときに、できるようになるまで何度も練習をするというよりかは、練習時間に限りがあるので、10回弾いたからやめるとか、回数で区切ったらOKです。最初に弾いたときよりも弾きやすくなってたら、完璧に弾けてなくてもいったん終了します。
次に20分間の曲の練習です。
先ほど同様に、どこが弾けていないかを把握するために、最初から通して弾いてみます。
で、弾けていないところにチェックを入れます。
このときに、まだ譜読み段階で何から手をつけていいかわからない場合は、
楽譜をABCDなど、何グロックかに分けて、「今日はAの部分だけやろう!」と決めて、その部分だけを練習するようにします。そうこうしているうちに20分はあっという間に過ぎていくと思います。
●2回目
2回目の指の練習ですが、決して最初から弾いたりしません。ひたすらできない箇所の部分練習です。
この部分を5回とか、10回とか自分なりに回数を決めてもくもくと弾いていきます。
前よりもスムーズにできてきたと思えば、回数を減らしても良いですね。
次に2回目の好きな曲を弾く練習ですが、こちらも先ほど同様に最初から通して弾きません(弾きたくなる気持ちがわかりますが、時間の無駄です!)。Aだけをひたすら練習します。4小節ごとに進めていくとか、それでも難しければ2小節単位で進んでいくとよいです。このときにBCDのブロックが気になって、あっちこっちと手を出すのが一番よくありません。一気に効率が下がってしまいます。ここはグッと気持ちを我慢して、まずは、Aだけときっちり向き合いましょう(*^^*)
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あと、練習の前提として、メロディー部分の練習は必ず、「ドレミ」で歌ってくださいね!
ドレミを言いながらピアノを弾くのはしんどいと思いますが、
しんどい分、頭に入るスピードが格段に速くなりますから!
また途中で、肩が痛い、手首が痛くなったら、体に余計な力が入っている証拠なので、弾き方を見直してください。
まとめ
・通して弾く:部分練習=2:8 の割合でやる
・通して弾くのは練習した「ご褒美」ぐらいに思っておく
・細かく区切って練習をする(2小節や4小節単位で。1ページまるまる練習は効率が悪いです)
・自分が弾けているなと思うところは弾かない!!
最後まで読んで下さりありがとうございました☆彡
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