4 Oct 2016
スカラーです。
最近、バッハの平均律をやっています。
平均律は昔、ちょっとだけ弾いたことがあって、
難しすぎて挫折してやめてしまいました。
なので苦い思い出があります 😥
今の先生に、「バッハやろう!!」って言われて、しぶしぶ弾くことになりました~。
(バッハは苦手です^^;)
ということで、ほこりをかぶっていた本を引っ張り出してきました。
この本です。ヘンレ版です。
「平均律クラヴィーア曲集 」と言われています。
そもそも平均律って何?
バッハが作った曲集です。プレリュードとフーガが1セットになっています。
この曲に入るまでに、インベンションとシンフォニアはやっといた方が良いです。
ちなみに
・インベンションが2声
同じメロディーが右に出てきたり、左に出てきたりします(これを2声と言います)。
なので、メロディーが左に出て来てるときは、左手を主役にして弾かないといけません。右手がメロディー、左手が伴奏。という概念じゃないんです。
・シンフォニアが3声
これは、メロディーが右(上)も左(下)も出て来て、真ん中にもメロディーが出てきます。
(上中下で3声という意味です)
なので、両手を使ってメロディーを弾いたりするので、主役と脇役の弾き分けがむちゃくちゃ難しい。小指だけでメロディーを弾くはめになったり、親指で脇役を弾いたり、と指が独立していることが必須となります。
・フーガは2声~5声? ぐらいまであります
ぱっと見、シンフォニアみたいなものです。このフーガを今勉強中です。
(※シンフォニアとフーガの違いがあまりよくわかっていません。今度お師匠さんに聞いてみます)
難易度もこの順番です。比較的優しいのは、インベンションです。
さらっと書こうと思ったのに、一言では言い表せませんでした・・・。
で・・・、
「平均律」の本の見方
「プレリュードとフーガで1セット」です。2曲弾いて完結。
※プレリュードは前奏曲って言う意味です。メインの曲を弾く前の曲。
しかも、ともに同じ調性。
例えば、プレリュードがシャープ2つなら、フーガもシャープ2つで作られています。
で、フーガは、「テーマ」っていうのがあって、(主題とも言います)
そのテーマが、いろんな高さで出てきたり、形を変えたり、速度が2倍になったりと、手を変え品を変え現れてきます。
弾きながら、「あっ、ここもテーマや!」とか「テーマが変化している!」と発見していくのが、醍醐味とされています。
(今は弾くので精一杯なので、そんな余裕はありませんが・・・)
で、今弾いている曲はこれです。
「2番の プレリュード 」です。
比較的、平均律では有名で弾きやすいみたいです。お師匠さんが勧めてくれました。
こっちが相方の「フーガ」です。やっかいです・・・。
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フーガの見方
ほぼ、最初に出てくるフレーズがテーマと言ってよいと思います。
テーマを見つけたら、しるしをつけます。だいたい5度上か5度下に出ています。
テーマをすべて見つけられたら、次は、似たような音型がいくつあるか、色分けしていきます。
調べてたらこんなことになりました~~!!(この作業は机上でやります。地道すぎる><)
全く同じ音から始めるわけじゃないけど、リズムや音の運びが同じです。
こういう箇所を調べつぶしていきます。
なかなか大変やけど、この作業をすると、
「あれ? このフレーズさっきもでてきたような・・・」と、頭の整理ができてきます。
フーガの見方はこんな感じです。
練習の仕方
私の場合やけど、初見が全くと言っていいほどできないので、いきなり3声は弾けません。
なので・・・
①1声部ずつ弾きます。
ちなみに、2番のフーガは、3声なので、
・ソプラノ
・アルト
・バス
と3つのパートに分かれるので、上だけ(ソプラノ)、真ん中(アルト)だけ、下(バス)と3つに分けて弾きます。
で、弾いてたら、「上だけ弾いてたつもりが、気が付いたら真ん中のパートを弾いてた」と曖昧な部分が出てくるので、どの音がソプラノで、アルトなのか? きっちり、えんぴつなどでチェックしときます。
②「上と下」、「真ん中と下」、「上と真ん中」という風に2声にして練習をします。
特に、「上と真ん中」が超ムズイです・・・。
これはインベンション(2声)の練習をしているようなものです。
③楽譜の色分けをする。
ほんまは、譜読み段階でやっておくべきなんやろうけど、実際、弾いてからじゃないと、わからないことも多いので、個人的には、ある程度音をさらったあとに、テーマや似たような音型を探す方が頭に入ってきやすいです。
④いよいよ3声にチャレンジ。
もうここは「意を決して!」って感じですね。最初は悲しいほど弾けません・・・。
完成するにはあと数カ月かかりそうですけど、めげずに頑張りたいと思います。
また動画でアップできる日を楽しみに練習をしたいと思います。
今日も読んで下さりありがとうございました☆彡
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