7 Aug 2018
スカラーです。
今日は「ピアノの演奏で良くない(悪い)演奏とは?」についてお話ししたいと思います。
演奏における良い・悪いの定義は人それぞれで、いろんな考え方があるので、
あくまでもスカラーが思う定義をお伝えしたいと思います。
「良くない演奏」・・・それは、
①テンポが一定じゃない
②リズムが正確じゃない
③ミスタッチが多い
やと思います。
では、1つずつお話ししていきますね(*^-^*)
①「テンポが一定じゃない」
これは演奏途中で速くなったり、ゆっくりになってしまうってことです。
つまりは、弾きやすい箇所は速くなりがちで、苦手な箇所はゆっくりになってしまうからです。
聞いていて「あ~なんだか酔ってきそう・・・」なんて思ったら、だいだい演奏者のテンポが狂っていることが多いです。
逆に無意識に足でリズムをとっているようなら、演奏者のテンポ感が心地よいのでしょうね。
テンポを一定にして弾くにはテンポを刻みながら弾いてみます。
4拍子の曲なら「1、2、3、4」と言いながら弾てみる(3拍子の場合は1、2、3で)。
それでも弾くのが難しい場合は、弾くのをやめて机上で楽譜を眺めて楽譜に「1、2、3、4」と拍数を書き込むのが効果的やと思います。または、自分の演奏を録音すれば一目瞭然やと思います。
②「リズムが正確じゃない」
リズムってすごく大事なんです。
テンポが一定に刻まれていたとしても、リズムが正確にとれていないだけで、なんか歯切れのない演奏に聞こえてしまうんですよね。そういうリズムが悪いことを「あの人リズムが甘いね」なんて言ったりします。
リズムが甘いということは、リズムが正確に弾けていないってことです。
特に付点のリズムを多い曲を弾くときは要注意です!
ちょっと付点のリズムの例を挙げてみたいと思います。
中島みゆきさんの「地上の星」です。
※ポップスの曲は付点のついたリズムが多いです。
絵にするとこんな感じ。
最初の付点8分音符は長めに弾いて、その後の16分音符は短めに弾きます。
長く伸ばす音、短い音、この差をはっきり出すことができれば正確なリズムがとれるようになってきます(差をはっきり出すためには自分が思っている以上にオーバーにやることです)。リズムを取るのが苦手な人は、リズムを身近な言葉に当てはめて口ずさみながら弾くと良いですよ! または頭でリズムのイメージができていれば弾けるはずです。
③「ミスタッチが多い」
これは人の演奏を聞いたりするとよくわかると思います。
せっかく良い気持ちで聞いていたのに、急に変な音が鳴ったりすると、一気に現実に引き戻されたような気持ちになってしまいますよね( ̄▽ ̄;)
なので、ミスをしないというのは大事です!もちろん最後までノーミスで弾く必要はないけれど、ミスタッチが多いのもどうかなと思います。
ミスタッチを減らすには、ミスをしたら最初からやり直すんじゃなくて、必ずミスをした箇所から弾き始めること。そしていつも間違えてしまう部分だけにフォーカスして、その箇所だけを【1日10回】ほど繰り返し練習をしてみてください。
で、部分的なミスは減ったけど、最初から通して弾くとミスタッチをしてしまう人は、おそらく集中力に欠けるんやと思います(もしくは弾いている曲が難しすぎる)。
演奏中ちょっとでも違うことを考えてしまうと、間違えてしまいますよね。「最後まで絶対にミスをしない!」そんな気持ちで弾けばミスタッチは減っていくと思います。ピアノはそれだけ集中して弾かないといけないんです。
ちなみに、これらのことを「弾くことで精一杯で考えられない!」という方は、自分が意識できそうなレベルの曲で試してみてくださいね。
最後まで読んで下さりありがとうございます!
まとめ
良くない演奏とは?
①テンポが一定じゃない
弾きやすい箇所は速く、苦手な箇所はゆっくりになってしまう。
拍を口ずさみながら弾いてみる
②リズムが正確じゃない
長く伸ばす音と短くする音の差をはっきりつける
(自分が思っている以上にオーバーに)
③ミスタッチが多い
ミスをした箇所から弾き直す。
間違っても一番最初から弾き直したりしないように
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