13 Jan 2023
スカラーです。
今日はですね、大人の初心者さん向けに
「1曲が完成するスピードが速くなる譜読みのやり方は?」
についてお話したいと思います。
ちなみに譜読みっていうのは楽譜を読むこと。
この楽譜を読み込む作業を丁寧にすればするほど、
結果的に1曲が仕上がるスピードも早くなるし、曲の完成度も高くなるんです。
この譜読みのやり方を誤るとあとが大変になっていきます。
途中から譜読みをやり直しても悪くはないですが、
一番最初のゼロの状態からしっかりやった方が圧倒的に練習がラクになっていきます。
譜読みは、弾く前に調性や拍子を確認するといったことはもちろんなのですが、
それでもスカラーが一番伝えたいのは、ドレミで歌うことの大切さです。
なので今日はドレミで歌うことについてお話していきますね。
ドレミで歌う
楽譜に書かれている音をドレミで歌います。もしくは読みます。
あーーはいはい。分かってますって思われたかもしれません(;’∀’)
でもこれが結局は一番大事なんです。
この記事は大人の初心者さん向けの内容ではあるのですが、
プロのピアニストさんは必ずドレミで歌っています。
それは、「よし!今からドレミで歌うぞ!」というよりかは、
もう当たり前のように譜読みの段階から、自然にドレミで歌っているんです。
なぜドレミで歌うのか?
いくつか理由があります。
1つ目は、楽譜が早く覚えられるからです。
今日のテーマは、譜読みが早くなるやり方です。
楽譜をドレミで読みながら進めていくと、嫌でも頭に音符が入っていくのです。
つまり、ただ読んでいるつもりだったとしても、音を暗記し始める感覚になっていくんです。
ピアノの練習をやめたあとも、鼻歌でもいいからメロディーを口ずさめるようになっていたら、成功です!
2つ目は、音間違いが圧倒的に減ります。
音符を1つ1つ読んでいるので、読み間違いがむちゃくちゃ減ります。
ここをすっ飛ばして先にピアノを弾いてしまうと、
自分が思いこんだ音を弾いていて、そのまま気づかずに弾き進めていってしまうんです。
譜読みに時間をかけている人は、リズムや音を間違えることがほぼほぼありません。伸びている音、離さないといけない音にも敏感になれます!
最後3つ目は、素敵な音楽を奏でるためです。
歌は声で音楽を奏でますが、ピアノは指で音楽を奏でます。
だから、そもそもピアノは弾けてもその曲を歌えないという状態はおかしいのです。
ここが一致できると、心地の良い演奏ができるようになります。
例えば、歌えていない状態でピアノを弾いてしまうと、
とても無機質な演奏になるし、ただ指を動かしただけの演奏になってしまうんです。
スカラーが思うドレミで歌う狙いは?
スカラーは、「あいまいさをなくす」ことだと思っています。
この「あいまいさ」というのは、初心者さんであればあるほどあいまいさが多いように思います。
例えば、ドレミを読んでいる時に一瞬でも、たとえ1音でも「今の音何だっけ!?」となったら、もうそれは出来ていないことと同じなのです。こういうところを気にせず進んでしまったりすると、
これはもう「あいまい」の範囲になるんです。
分かっている人ほどやってほしい
だから、ドレミはもう分かっているからと言って、頭の中で思い浮かべながらやってしまうのはおすすめできません(;’∀’)「もう分かっている」と思っている人ほど、わざと口に出して歌ってみてほしいのです。
実際やってみてください。おそらどこかで詰まってしまうと思います(つまずかなかったらそれは素晴らしいことですが!!)。
で、そのつまずいたところが、
実は「分かってたつもりだったけど本当に分かっていないところ」なんです。
自分が本当にちゃんと分かっているのか、ほんのちょっとでもあやふやな部分があるのか、
そこをあぶりだすためにあえて口に出して歌うのです。「わざとやる」、「あえてやる」が大事なんです。
プロのピアニストさんほど、譜読みは丁寧にやります。
でも難しいことじゃないんです。誰にでもできます。
だから意味を分かった上で、きちんとやってみてほしいです!
楽譜を前にすると、ついつい先に弾きたくなるんですが、
まずは、弾くんじゃなくて、
ドレミでスラスラ歌えるくらいにしておくと、
不思議と指もスムーズに動いてきます。
一見遠回りなのですが、
実は時間短縮になっています。
一度試してみてくださいませ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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