19 May 2017
スカラーです。
今日は、「ppにとらわれすぎていませんか?強弱記号の見方」についてお話ししたいと思います。
強弱記号って、どこまで厳密に守って弾いていますか?
例えば出だしから「p」から始まってたりしたらどうしますか?
「p」で弾きますか? そんなの無視して「mf」ぐらいで弾きますか?
ちなみに強弱記号の意味は、
pp(ピアニッシモ)・・・さらに弱く弾く
p(ピアノ)・・・弱く弾く
mp(メゾピアノ)・・・やや弱く弾く
mf(メゾフォルテ)・・・やや強く弾く
f(フォルテ)・・・強く弾く
ppにとらわれてはいけない
私は過去、この強弱記号にとらわれて上手くピアノが弾けなかったことがあります。
であるコツを教えてもらったのでそれをお伝えしようと思います。
では、実際に楽譜を見ていきますね。
「ブルグミュラー25の練習曲」の7番「清らかな小川」を見てみてください。
で、この曲で一番のマックス(一番大きい音を出すところ)はここかな。
「清らかな小川」は、楽譜のどこにも「f」がありません。
ってことは、全体的に小さめの音で弾けってことなんです。
つまり、音の幅として「pp~mf」の間で弾くことになるんです。
ここまでついてきてもらえてますかね・・・??
で、全体的に小さめの音で弾くって、結構難しいんですよ。
例えば、出だしが「pp」やからと言って、それを忠実に守って弾くと、小さく弾こうとするあまり音が鳴らなくなったりして、カスカスの音になっていまいます。
全体の強弱の数値を上げて弾く
なので私は出だし「pp」を無視して、「p」ぐらいで弾くんです。
で、本来「mf」ぐらいで弾く箇所を「f」で弾くんですよ。
*pp→pで弾く
*mf→fで弾く
つまり、全体の強弱の数値を上げてやるんです。
楽譜通りやと「pp~mf」の音の幅やけど、これを、「p~f」ぐらいで弾くんです。これがコツです。
スポンサーリンク
そしたら、ppにとらわれすぎて音が消えるとか、弱弱しい演奏にならなくて済むんです。
私はこのやり方にしてから、ppが怖くなくなったし、全体的に大きさを上げてその中で強弱の差がつくようにしたらいいんやということを学びました。
強弱で大事なのは、その名の通り、音の大小がはっきりついていることがポイントです。
全体的に大小のめりはりがついていればそれだけで上手に聞こえますから!
まとめ
・楽譜にppと書いてあるからと言って、ppにとらわれてはいけない
・全体的に小さめで弾く曲は、「pp→p mf→f」 で弾けばよい
・音の大小がはっきりつけばそれでよい
今日も読んでくださってありがとうございました☆彡
**********************
「はんなりメルマガ」やってます!
ピアノ初心者さん向けに、大人の生徒さんや読者さんからのお悩みに答えています。登録特典動画あり。
詳しくはこちら。(クリックすると記事に飛びます)
**********************
この記事を読んだ方は、こちらの記事も読んでいます
- None Found