10 Jan 2017
スカラーです。
今日は、「発表会で自分の実力以上の曲を弾くこと」についてお話ししたいと思います。
20代のころ(今から15年前くらい)、当時習っていた先生にショパンの「別れの曲」が弾きたいと言ったことがありました。
私にとって「別れの曲」は思い出の曲でした。
中学校のときに教育実習生として来てくださった音楽の先生が、最後の授業で弾いてくれた曲なのです。そのときすごく感動して、いつか絶対発表会で弾きたいと思っていたんです。
「あなたにはまだ無理」と言われた
でも、先生から「あの曲は難しい。あなたには無理よ」とあっさり言われました。
そのとき、心の中では、「きちんと弾けなくても良い。好きな曲やから弾きたいのに・・・」と思っていました。
で、(それがきっかけじゃないけど)別の先生に習うことになって、
発表会で「別れの曲」を弾くことができたんです。
別れの曲は難しすぎた・・・
で、結果的に言うと、まったく弾けなかったんです・・・。
かなり指の独立を必要とする曲で、当時の私の技術では到底ムリでした。
右だけですら、まともに弾くことができなかったんです。
なので、あの時に「無理」って言ってくれたのは本当やったんやなと感じ、かなり悔しかったことを覚えています。
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何が不足してるか客観的にわかる
けれど、別れの曲にチャレンジしてみて良かったなと思っているのです。
実際に練習をしてみて今の私には無理ということがわかりました。
きちんと弾けるようになるために、何を練習したら良いかもわかりました。
なので、実力以上の曲を弾くことは、自分を大きく成長させます。
また、自分に何が不足しているかを客観的に見ることができるので、とっても意味があることやと思います。
こっそり一人で始めてみよう
私と同じように「あなたにはまだ無理」と言われた方いらっしゃいませんか!?
なかなか先生に反論できない場合は、(先生に隠れて)一度自分一人で弾いてみてはどうですか?
ちょっとずつ譜読みができてきたときに、先生に「実は練習してる曲があって・・・」などと言って、見てもらうのもありやと思うんです。
この曲がどうしても弾きたい! そんな思いが伝わったら先生がOKしてくれる場合もあると思うんです。
先生は、その人がどれくらい頑張ってくるかが未知な場合があります。
だから「私こんなに真剣なんです」「ここまで自分一人でやってきたんです」
そんな心意気が見えたら、先生もしぶしぶOKしてくれたりするのかなと思ったりします。
でもこれは、あくまで大人の方の場合。
私なら、高校生で「英雄ポロネーズが弾きたい」とか言われたら、「ありえへん」って速攻反対しますけど・・・(汗)
自分の実力以上の曲は学ぶことがいっぱいです 🙂
ぜひチャレンジしてみてください!
今日も読んでくださり、ありがとうございました☆彡
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