18 Jan 2022
スカラーです。
今日は、ピアノを弾くときの基本中の基本、
「テンポと拍子」のお話をしたいと思います。
テンポと拍子は一見意味合いが似ているのですが、
テンポっていうのは、簡単に言うと、曲の「速さ」のことを言います。
だからテンポが一定じゃない、テンポが速い遅い、などという言い方をします。
拍子というのは、1小節の中の拍数を表すのですが、
簡単に言うと、3拍なら3拍子、4拍なら4拍子という言い方をします。
なので「拍子があいまい、おかしい」と言うことがあっても、
「拍子が速い」という言い方はしません。
ちょっとややこしい感じになってきましたので(;’∀’)、
テンポという大きなくくりの中に、拍子が存在していると思っていただければと思います。
テンポや拍子のミスの方が下手に聞こえる!
で、なぜこのテンポと拍子が大事なのかと言いますと、
実は、演奏するときに、音の間違えよりも、
このテンポや拍子のミスの方が下手に聞こえるからなんです。
音楽は、一定のテンポで流れるからきれいなのであって、
途中でゆっくりになったり、止まったりすることはあり得ないんです。
「弾き直し」というのがまさにそれで、
弾き直すことで、一定のテンポが崩れちゃいますよね。
だから、「あっ、今間違えた!」ということがばれてしまいます。
音の間違えなら、「あれ?なんかいま変だった!?」ぐらいで済むのですが・・・。
あとは、拍子感覚の違いもばれます。
4拍子で進んでいるのに、そこだけ3拍子になったり2拍子になったりするのはおかしいのです。
オーケストラで演奏する場合は、
演奏者は指揮者の動きを見て演奏します。だから指揮者の動きの通りに演奏すれば、テンポや拍感が狂ったりすることはまずないです。
でも、ピアノを演奏する人は、弾くのもテンポを決めるのも自分でやらないといけません。
だから、しっかり自分の体に一定のリズムを浸透させるというのがものすごく大事になってきます。
言葉では簡単に、「一定のテンポで弾くのが良い」と言いましたが、
「この一定のテンポで弾く」というのが、初心者さんにとってはなかなか難しいことなのです。
まずはメトロノームを使おう!
私は自分で一定のテンポを刻むのが苦手な方には、
メトロノームをおすすめしています。
で、いきなりピアノと合わせることはやりません。
まずは、歌とメトロノームです。
最初はこれで充分。
というか、最初はまずこれをしてほしいぐらいです。
カチカチ鳴らせて、
「いち、にい、さん」と言いながら、そのテンポで手を叩いてみる。
寸分の狂いもなくバチっと合うまで何度もやってみるのです。
で、メトロノームの速度を上げたり下げたりしても、
ちゃんとそのカチカチに合わせられるかどうか。
まずここをしっかりやれるようになると、
拍子感覚が付いてきます。
これができるようになるまで、何日かかってもいいのでやってみてください。
ピアノを弾くのはそれからでも全然遅くありません!
急がば回れ、むちゃくちゃ効果ありますから!
まとめ
・テンポ・・・速さのこと(速い・遅い)
・拍子・・・拍数のこと(2拍子、3拍子、4拍子)
・テンポや拍子のミスの方が下手に聞こえる
・自分の体に一定のリズムを浸透させるのが大事
・メトロノームと歌で合わせてみる
最後まで読んで下さりありがとうございました。
スポンサーリンクこの記事を読んだ方は、こちらの記事も読んでいます
- None Found