9 Oct 2019
スカラーです。
今日は読者さんの疑問に答えたいと思います(*^-^*)
「to codaとか、DC、DSが付いた楽譜の弾く順番が良くわかりません。簡単なルールがあるのでしたら教えて頂きたいです」
とのことです。
ちなみに、せっかくなので、リピート記号や1カッコについてもお伝えさせていただきたいと思います。
この記号は覚えておいた方がいい!
まずは、この図を見てください。これは「繰り返し記号」と呼ばれるものです。
特に下の3つがややこしいですね。
DCは、「ダ・カーポ」と言って、楽譜の一番最初に戻ります。
DSは、「ダル・セーニョ」で、セーニョと言うマークがあるところに戻ります。
to codaは「トゥ・コーダ」で、コーダと言うマークがあるところに飛びます。
何となくわかってもらえたでしょうか。
実際に楽譜を見た方がわかってもらえると思うので、1つずつ見ていきますね。
まずはリピート記号から見ていきましょう(*^-^*)
リピート記号
上の段を2回弾いて、下の段を2回弾いて終わりです。
つまり、弾く順番は、A→A→B→Bになります。
1カッコ、2カッコ
楽譜でよく出てくる記号です。これは確実に覚えたいところです。
1カッコまで弾いたら、一番最初まで戻って、1カッコ行かずに2カッコへ進んで終わりです。
つまり、弾く順番は、A→B→A→Cになります。
ダ・カーポとフィーネ
これも良く出てくる記号で、ピアノ導入期のテキストに載っています。
曲の途中に出てくる記号はとりあえず全部無視して、最後まで弾きます。で、一番最初に戻って、3段目の「Fine」で終わります。
つまり、弾く順番は、A→B→Aになります。
この場合は、リピート記号まで弾いて最初に戻ります。で、次はリピート記号無視して「DC」まで弾きます。
あとは、また一番最初に戻って、「Fine」で終わります。
つまり、弾き方の順番を整理すると、A→A→B→Aとなります。
※DC記号があれば、ほぼ「Fine」があるので、DCとFineはセットで覚えましょう(*^-^*)
ダル・セーニョとセーニョ
この場合やと、まず最初から「DS」のところまで一気に弾きます。
で、ダル・セーニョなので、セーニョマークがあるところに戻ります。で、「Fine」で終わります。
弾き方の順番は、A→B→C→Bとなります。
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to coda(コーダ)
コーダがある曲は、繰り返しの多いポップスでよく使われます。ちなみにクラシックの楽譜ではほぼ見かけません。
コーダがある場合、たいていセーニョもあるので、この図で整理してみましょう。
とってもややこしいのですが、ポップスの楽譜はほぼこれです(;´∀`)
なので、この機会にしっかり覚えてもらえたらと思います。
ポイントは、どの記号を優先してみるかということ!
・リピート記号
・1カッコ・2カッコ
・DS
・コーダ
この順番で弾けばOKです。
ちなみに、平井堅さんの「瞳をとじて」がちょうどこのパターンに当てはまります。
1、2ページ目
上記のルールを知っていたら分かります!!
最後まで読んで下さりありがとうございました☆彡
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