25 Jan 2022
スカラーです。
先日読者さんから楽譜の見方について質問がありましたので、
このブログで取り上げたいと思います。
質問の内容は、
「ブルグミュラー25の練習曲『すなおな心』について、
13小節目の2分音符(ソとファ)の下に、なぜ8分休符があるのでしょうか?
音源を聴くと普通に弾かれているように感じます」というものです。
この質問はたまに生徒さんからされることがあります。
二声はメロディーを2つのパートで分けるということ
確かに、音源を聞くと普通に聞こえます。
8分休符の表記があってもなくても弾き方は同じです。
なのですが、音符の捉え方が違うのです。
この部分は、右手は二声になっています。
つまりは、二声とは、1つのメロディーを2つのパートで分けるということなんです。
なので、ここを弾くときは、ソーファ#ーの中に、
ミ♭レドがある感じで弾きます。
なので、ソを大きな音で弾いて、ミ♭レドは小さく弾くのが自然です。
メヌエットにもあります!
ここは左手を二声で弾きます。
となります。
ここは、シーシの中に、レがあるように弾くのが自然な弾き方です。
たまに休符が省略されているような楽譜もありますが、
正確に書くとこのような表記になります。
ソプラノとアルトの関係
二声を、声楽に例えるなら、ソプラノとアルトの関係です。
音をハモろうと思うと、一人ではできないので、ソプラノとアルトがいないと成立しないんです。
でも、ピアノはそれを全部一人でやってのけるので、
それはつまり、片方の手でソプラノとアルトを弾き分けるということなので、
技術的にも難しくなります。
この弾き方は、よく出てくるので、このタイミングで覚えてもらえたらと思います!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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