30 Jul 2016
スカラーです。
今日は、「新米ピアノ講師さん向けに、手の形の教え方についてその②」お話ししたいと思います。
(前回その①は、「一番最初に手の形を伝える方法」です。)
指の形がよくないパターンでありがちなのがこれ。「第1関節がへこんでしまう」パターンです。
こういう子の手を直すのは大変です。
第1関節がへこむってこんな感じです。
なんで第1関節がへこむのか?
指先に力がないからです。
つまり、まだ指の筋力が弱い子どもならではの悩みなんですね。
大人の方やったら、指1本で手が支えられるので、第1関節はへこまないです。
で、指先の力がまだ弱いから、指全体(たくさんの面積)で弾いた方が、手が安定して弾きやすいんです。
習いたてのころは、その状態でも弾けるけれど、2、3年後とか、速い曲とか弾くときに、手がバタバタして上手く弾くことができなくなります><
なので、レッスンを始めて1~2カ月以内には伝えた方がいいです。
(でも、教えたての私は、当時、言えなくて、半年以上目をつぶっていましたが・・・)
これが良い例です。
こう弾けるようになるには、本人が意識して直そうとしない限りは直らないです。
でも、意識したら確実に直っていきます。
なので、先生はレッスンのたびに、言い続けます。
言い方としては、
実際に生徒の指をさわって、「指全体で弾くんじゃなくて、指先のぷくぷくしてる部分で弾くんだよ」と言います。
スポンサーリンク
次のレッスンでできてなかったら、もう、いじわるばああみたいに何度も言います(汗)(ひつこく言うタイミングは難しいです。必死に弾いているときは言いません。)
あと、何回言ってもやらないからって、先生が根負けしたらダメです(笑)
で、少しでもできていたら、「前よりもきれいな手になっているよ。がんばっているね」とすかさずほめます。←ここはポイントです。
一番大事なのは、自分の手の形は良くない。それを直すのは自分ということを認識してもらうことです。
繰り返しになるけれど、
一度ついたクセを直すのが難しいのは、本人が直そうとしないかぎり、直らないからです。
指のことを伝えるのは本当にしんどいです・・・><
今日も読んで下さってありがとうございました☆彡
スポンサーリンク
この記事を読んだ方は、こちらの記事も読んでいます
- None Found