14 Feb 2016
スカラーです。
今日は、「新米ピアノ講師向け!ピアノを初めて弾く子どもへの教え方⑨ ~年齢別テキストの進め方は?」についてです。
音大出てないけどピアノを教えたいあなたへ
今は会社員やけど、いつか自分もピアノを教えたいと思っている。
今もピアノを習っているから、教えられる技術は十分に備わっている。おまけに実家暮らしやから教えられる環境だってある。
なので、始めようと思ったらいつでも始められる状態。
でも、音大出てへんし、自分には無理なんじゃないかと思っている
そんなあなたのための記事です。
前回は、教え方⑧ ~お家での練習方法の伝え方についてでした。
今回は、「年齢別テキストの進め方は?」についてです。
教材選びはほんとに難しいです 😥 今、ピアノ教材の本ってほんとにたくさんあって、選択肢が多すぎて逆に何を選んだらいいか分からないんですよね・・・。楽譜屋さんに行っても数が多すぎて、それに圧倒されて、何から見ていいかも分からへんし、結局何の収穫もないまま店を出た、という経験をよくしました。
なので、ネットで調べまくって、知恵袋を読んでみたり、それを頼りに良さそうな本を取り寄せてみたりしました。(実際買ってみて、失敗した本もいくつかあります・・・^^;)
で、いろいろ試してみた結果、今のところこの本を使っています。(実際には、子どもによって、本を変えているのですが、標準バージョンを紹介したいと思います。)
5歳の場合
第1段階
最初は、「うたとピアノの絵本」のみぎてだけ。
第2段階
「みぎて」が慣れてきたら、並行して「ひだり」を投入。
第3段階
「みぎて」「ひだりて」の本が途中になっても、思い切ってやめて、「ピアノランド」に入ります。
で、同時に「バーナムミニブック」と「ピアノひけるよジュニア」をやります。
※ポイントは、「みぎてひだりての音がそれなりに読めていること」!
※5歳なので、いきなり両手の本はやりません。片手ずつです。でも片手の期間が長すぎないようにそこは気をつけます。平行して、音符の読み書きをたくさんさせます。みぎは、「ドレミファソ」まで。ひだりは「ドシラソファ」まで。←ここポイントです。
小学1年生の場合
最初は、「ともだちピアノA-1」、「ピアノひけるよ!ジュニア1巻」の2冊
第1段階
第2段階
「ともだちピアノ」の1巻が終わったら・・・
2冊目には行かず、「ピアノランド」を弾きます。
「ピアノランド」、「ピアノひけるよ!ジュニア1巻」、新たに「バーナムミニブック」を加えます。
第3段階
「ピアノランド」が終わったら・・・。
2冊目には行かず、「オルガン・ピアノの本」を弾きます。
「オルガンピアノの本」、「ピアノひけるよ!ジュニア2巻」、「バーナムミニブック」の3冊です。
※教えたてのとき、「ピアノランド」から始めたのですが、音数が多くて難しそうやったので、
「ともだちピアノ」を一番最初に弾いてもらっています。
小学3年生の場合
「オルガンピアノの本」、「ピアノひけるよ!ジュニア」、「バーナムミニブック」の3冊
それぞれ本が終わったら、そのまま次の2巻目に突入します。
※小3なので、理解力が高く、いろんなことが一度にできるようになるので、
初めから両手を使う楽譜でも問題なくいけます。
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1回のレッスンで何曲弾かせる!?
「バーナム」は3曲ずつ、やるけれど、他の本は1曲ずつ進みます。
5歳の「うたとピアノの絵本」は1曲が短いので3曲ぐらい弾いてきてもらいます。
それぞれ1冊が終わる目安は?
あくまで、目安ですけど、
「ともだちピアノ」は3カ月ぐらい。
「バーナム」は半年ぐらい。(結構曲数が多いので、時間がかかります)
「ピアノひけるよ!ジュニア」は4カ月ほど。
「ピアノランド」5カ月ぐらい。
「うたとピアノの絵本」・・・実践中
※レベルとしては、「ともだちピアノ」「ピアノひけるよ!ジュニア」が簡単です。
こんな感じで進めています。
合わせてこちらの記事も読んでいただくと、よりわかりやすいかと思います。
※(新米講師向け)「初めてピアノを弾く子どもにおすすめの楽譜」の記事
次回は、「ブルグミュラーまでの持って行き方の話」についてです。
読んで下さりありがとうございました^^
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