29 May 2017
スカラーです。
今日は、ピアノの強弱について③(裏技ソフトペダル)についてお話ししようと思います。
ピアニッシモで弾くときの裏技です。
たぶんこのやり方、賛否両論あると思います(#^.^#)
ピアニッシモを出すのは至難の業!
p(ピアノ)は音を弱く弾きます。(pp)ピアニッシモはさらに音を弱くして弾きます。
で、p(ピアノ)で弾くためには、指の圧力を弱くして弾かないといけません。じゃあpp(ピアニッシモ)は、これにならったら、さらに指の圧力を弱くして弾かないといけませんよね。
ただでさえ小さく弾くのがしんどいのに、さらに指の圧力を弱くすると、はっきり言って音は出ません。
で、音が出ないくらいやったら、音を出そうという考えになります。で、あんまりppで弾けなくなってしまって、pとppの差がつけられなくなるのです・・・。
pとppの差はソフトペダルでつける
そこで、本当はやっちゃいけませんが、私はソフトペダルを踏んで、音を小さく弾いちゃいます。
もともとソフトペダルっていうのは、音をやわらかくする効果があって、音色を変えたいときに使います。音もわずかに小さくなります。私は、その「わずかに小さくなる」ところを利用しているのです。
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どの部分でソフトペダルを使うのか?
で、どういう箇所で使うのかお伝えしときますね。
例えばここ。
ノクターン遺作の出だし。もうここは使うほかないでしょう。2回目で使って、1回目との差をつけます。
ここを自力で弱くするのはかなり困難。
あと英雄ポロネーズの左「ミレドシ」のところ。1回目でできるだけ音を弱くしておいて2回目で爆発させるのです。
あと、ブラームス118やったらここかな。
和音やのにppとかありえへん。私はここで使います。
ちなみに私がソフトペダルを使い始めたのはピアノ習い出して10年以上経ったぐらいでした。
ペダルを踏みながら、左のソフトペダルを弾くことに慣れるのに時間がかかったけれど・・・。
むやみやたらに弾くのはどうかという意見もあるのですが、まあ、自分で踏む場所を決めてやる分には良いかなぁ~と思っています 🙂
ソフトペダルの押し方は?
普通のペダル同様、一番下まで踏みます。ペダルを離すときは(一気に足を上げるんじゃなくて)徐々に上げていきます。
まとめ
ソフトペダルは、音をやわらかくする効果があって、音色を変えたいときに使います。音色は少しこもった感じ。音もわずかに小さくなるので、pとppの差をつけたいときに有効。
参考まで。
・ピアノ強弱の弾き方①(体のどの部分を使って弾くのか)の記事
・ピアノの強弱について②(楽譜の見方)の記事
今日も読んでくださってありがとうございました☆彡
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