12 Mar 2020
スカラーです。
今日はピアノの先生になりたい人向けの記事です。
今日は、「大人の生徒さんが先生に求めているものは?」についてお話をしようと思います。
先日、メルマガの読者さんのdoraさんからこんなメッセージをいただきました。
(以下メッセージです)
初めてお便り差し上げます。
引越しなどで先生が3人代わり、その度「ツェルニー」のやり直しとかで、練習曲が大嫌いになりました。頻度は週1ぐらいで、辞める前はソナチネ止まり、暗譜もすごく苦手でできませんでした。今習ってる先生は音大出ですが、音感のない人の気持ちをわかってくれません(T_T)
暗譜してても時々とんでもない音を出してしまう間違いを「なぜー?」と言われるのですが、こっちが聞きたいです(笑)譜読みはできるけど、「音がキンキンしてる!」とも言われますが、じゃあどうしたら柔らかい音が出るのか教えてもらえないのが不満です。
大人は子供と違って、ただたくさん弾いてみなさいと言われるより、弾き方や指使いをこう工夫すればいいとか、具体的な話が嬉しいのです(仕事と家事と介護の合間に何とか確保する限られた練習時間なので)!
大人の生徒にとっては先生が音大出てるとか、独奏うまいとか、あまり関係ないという話をしたかったんです。
それよりも個人個人の質問を咀嚼して、ゆっくりでもいいので具体的な方法論が知りたいのです。せめて相対音感を持つためにソルフェージュが必要なら少しずつでも学びたいのです。
(ここまでです)
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そうなんですよね。
スカラーも最初のころは、音大出てないし、ピアノ上手くないし・・・、などと思っていたのですが、
実は、音大卒かどうかということやピアノが格段に上手であることは、あまり日常のレッスンでは必要ないことの方が多いです。
doraさんがおっしゃるように、「個人個人の質問を咀嚼してどうしたらよいかを具体的に教えてほしい」これこそが、大人の生徒さんを教えるときに一番大事なところだと思います。
それには、もちろん具体的に教える術を持っていないといけないのですが、
それ以前に、生徒さんが何で悩んでいるかを一緒に考えてあげることが大事かなと思っています。
何に悩んでいるかを知るためには、その人を真剣にじっくり観察することが必要になりますよね。そうやって1人1人の生徒さんとじっくり向き合うことが大事かなと思います。
いろんな状況がありますが、生徒さんに寄り添ったレッスンを心掛けたいものですね。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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