23 Feb 2019
スカラーです。
今日は、初めてピアノを弾く子どもにおすすめの本「5才のリズムとソルフェージュ」についてお話ししたいと思います。
この教材は、まったくピアノが初めての子どもに使います。
ピアノを弾くには、テクニックはもちろんなんですけど、リズム感や歌いながら弾くことも、同じようにとっても大切なことなんです。実際に教室で使っている教材をご紹介したいと思います。
【教える対象】
小学校1年生(小学校低学年)。
※本には「5才の~」ってなってるんですけど、気にせず使っています(笑)。ピアノを初めて習う子はこのぐらいのレベルから使うのがちょうどいいかなと思っています。
この本の目的は?
この本は、2つの目的があります。それが1冊になっている本です。
①リズム感をつけること
②ソルフェージュ力をつけること
どんな風に使っている!?
①リズム打ちの場合
これが最初のページです。これは手拍子をします。※必ず先生がお手本を見せてからやってもらうようにします。
リズムの読み方(リズム唱)はこんな風にしています。上のリズムやと、
「ティティター ティティター ティティティティ ティティター」です
これができそうやったら、リズム唱(ティティター)ではなくて、「1、2、3」で言える?と拍を言いながら打ってもらいます。
この場合やと、「1、2 1、2 1、2 1、2」になります
慣れて来たら、①リズム唱で、②「1、2 1、2」の拍で言ってもらいます。
こんなリズムも出てきます。(左右違うリズムを打つので、「複リズム」という言い方をします)
これは両ひざを使ってリズム打ちをします。
上の部分は「右」でたたきます。下の部分を「左」でたたくんです。
いきなりひざ打ちしないで、楽譜を立てて、こんな風に指でたどっていきます。
その時のかけ声は、「りょーて みーぎ りょーて! 」って言いながらします(先生がお手本を見せるんですけど、わかりやすいようにオーバー気味にやります。ピアノのお師匠さんに教えてもらいました!)
イメージとしてはこんな感じになります。感覚がつかめたところで、両ひざでリズムを打ってもらいます。
最後のページはこんな感じです。付点のリズムがでてきますね
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②ソルフェージュの場合
本の後半からソルフェージュの楽譜になっています
最初のページ目がこんな感じ
最後のページはこうです。へ音記号も出てきます。音域がそこまで広く出てこないので、ムリなく進めます。
ソルフェージュは、ドレミの音程で歌うことで、平面上に存在していた音符の羅列を、立体的な音(音楽的な音)に変える訓練です。(言い方が上手くできなくてすみません><)
ソルフェージュをするときは、まず音符やリズムが読めていないとできないので、ピアノを習ってからすぐにソルフェージュを始めることは難しいです。なので、リズム打ちに慣れてきて、音符が読めてきたかなぁ~と思った時点で始めています。ソルフェージュを続けて行くと、歌う心が身につくので、ピアノを弾きながら歌うことにつながります。
これを毎回のレッスンでやってもらっています。
(実際には、ピアノを弾くだけで時間が取られてしまう場合があるので、今日はリズムだけ、ソルフェージュだけ、と交互にすることもあります)
「5才のリズムとソルフェージュ」はかなり重宝しています。
※この本の使い方を書いた記事はこちらです(動画付き)
※「初めてピアノを弾く子どもにおすすめの楽譜」の記事はこちら
教材選びの参考になったらうれしいです^^
読んで下さりありがとうございました^^
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