23 Feb 2019
スカラーです。
今日は、「(新米講師向け)ピアノを教え始めたらぶちあたる悩み」についてです。
この記事は、実際にピアノを教え始めてから読んでもらうと、よりわかりやすいかと思います。
いざ、子どもにピアノを教えてみると、ほんとに難しいんです。
私は、教え出してから、3つのことに頭を悩ませました。
①手の形はいつ教えるのか?
私は一番最初のレッスンのときに言うようにしています。
でも、教えたてのときは、どうやって手の形を教えたら良いかわからなかったので、何も言えませんでした。
で、私が教えているやり方は、「こんな風な手の形で弾こうね」というやり方です。
この方法は、「指のこの部分で弾こうね」とか、「脱力するんだよ」とか、「指先には力を入れるんだけど手首はやわらかくするんだよ」とか、ごちゃごちゃ言わなくて済むから良いなぁと思っています。
②音をつないで弾くことをいつ教えるのか?
レッスンを始めて、1カ月以内には伝えるようにしています。
お恥ずかしい話、私は、音をつないで弾くなんて普通のことやと思っていたから、子どもたちは最初からみんなできると思っていました。
でも、いざ教え始めたら、ほぼ全員「ドッ、レッ、ミッ」とぶつぶつ音が切れているではありませんか!
この衝撃は今でも覚えています。
「私が無意識にやっていることって、当たり前ではなかった。最初は音が切れるのが普通なんや」
なので、どうやって音をつなげることを子どもに伝えるのか、どんな言い方をしたらいいのか悩みました。
で編み出したのがこれ。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
※目次1)「ド、レ、ミ」の単体の音がつながらない場合を主に読んで下さい。
ちなみに、「手の形」と「音をつなげること」を比較すると、
私はどちらかというと、音をつないで弾くことの方をうるさく言います。
音がぶつぶつ切れているのと、つながって弾けてるのでは、演奏に雲泥の差があります。
なので、レッスンでできていない子には、
「ほら、また音がぶつぶつ切れているよ。音をつなぐんだよ。こうやるんだよ」と何度も何度も言うし、
うるさいばああやと思われても言い続けます。楽譜にも「音をつなげる!」と大きく書きます。
ここまでしつこく言うのは、子どもたちに強く意識してほしいからです。
最後3つめ。
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③楽譜を見ないで鍵盤ばかり見て弾く子の教え方
実際うちの生徒でいました。
こういう子は、音符が読めません。レッスンを始めて3回ぐらいで発覚。
楽譜を一切見ないで、手元ばかり見て(鍵盤を見て)、自分の耳だけをたよりに弾いているんです。
(ある意味器用やと思いますが、子どもならではかもしれませんね)
なので、音符と鍵盤の位置を一致させる訓練をしました。
これは、最初に覚えてもらったら、あとは簡単です。
音符と鍵盤の位置を一致させる方法はこちらです。
こんな感じで、教え始めたころは、不思議なことがたくさんありました。
今まで、自分が「普通」やと思っていたことは全然普通じゃなかったこと。
自分が「当たり前」のようにやっていたことを、どうやってかみ砕いて子どもたちへ伝えるのかが難しかったです。
最後まで読んでくださりありがとうございました☆彡
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