16 Jul 2019
スカラーです。
今日は、「ピアノの拍子の種類の教え方」についてお話ししたいと思います。
私は、今ピアノ講師をしていますが、拍子の説明って結構難しいですよね。少しずつピアノを弾くことに慣れてきたなと思ったら拍子について説明します。
(個人的には、ソルフェージュを始めるあたりから教えています)
では、基本的なことを教えていきましょう。
まずは、4/4拍子と3/4拍子の違いです。
4分の4拍子です
まずは、4/4拍子。
口で説明するととってもまどろっこしいので、紙に書いちゃいます。
4/4拍子の説明
「(1小節に)4分音符が4つ分入っている」と教えます。
ポイントは、上が拍子を表す。下が音符の種類(4分音符とか8分音符ってこと)を表します。
なので、イメージとしてはこうです。
4分の3拍子です
じゃあ、3/4拍子はどうなるか。
紙で説明するとこうです。「(1小節に)4分音符が3つ分入っている」と教えます。
4分の2拍子はちょっと速く弾く
あと、こういうのも出てきますね。2/4拍子。「(1小節に)4分音符が2つ分入っている」と教えます。
2/4拍子が出てきた時は、「4/4拍子のときより、速いスピードで弾こうね」と伝えます。2/4も4/4も一見似てるんですけど、決定的な違いで言えば、速さが違います。2/4拍子の方が速いです。
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8分の6拍子やと・・・
では、6/8拍子はどうなるか?
ここで重要なのは今までは4分音符で考えてきたけど、8分音符を1拍として考えることを伝えます。4/4拍子3/4拍子とは全然世界が違うことを知ってもらいます。(6/8拍子の詳しい説明はこちらの記事をどうぞ)
紙で説明するとこうです。「(1小節に)8分音符が6つ分入っている」と教えます。
いろいろ書いたけど、一度に教える必要はないので、ソルフェージュなどで、その拍子が出てきた時に説明したらいいと思います。
今までの話を整理すると・・・
上が拍を表して、下が音符の種類を表します。
下が音符の種類やということがわかったら、こんな間違えはしないと思います。
あと、これも重要です。
4分の●拍子は、【4分音符を1拍】で考える
8分の●拍子は【8分音符を1拍】で考える。
これがわかったら、ピアノを弾くときも、ソルフェージュで歌うときも混乱しないと思います。
あとはこれの応用です。
応用問題です
これは2/2拍子です。なので、1小節に2分音符が2つ分入ります。
2分音符を1拍で考えるので、速く弾きます。
リズムの叩き方はこんな感じです。
これは3/2拍子です。1小節に2分音符が3つ分入ります。2分音符を1拍で考えるので、速く弾きます。
リズムの叩き方はこんな感じです。
これは3/8拍子です。8分音符を1拍として考えます。なので、1小節に8分音符が3つ分入ります。
これはそんなに速く弾きません。普通のテンポです。
リズムの叩き方はこんな感じです。
この応用問題は、あくまでも拍子が分かっているかの問題なので、実際の曲ではあんまり見たことがありません。6/8拍子はよく見かけますけどね。
なので、2/2拍子、3/2拍子、8/3拍子が出てくるのはソルフェージュの問題ぐらいです。
まとめ
上が拍を表して、下が音符の種類を表すことを伝える。
4/4拍子と4/3拍子の違いを説明。4/2は少し速く弾く。6/8拍子は、8分音符を1拍として考えること。
今日も読んで下さりありがとうございました!
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