第2弾「峠の我が家」「ブラームスの子守歌」「アニーローリー」
第2弾の曲の魅力についてお伝えします。
峠の我が家
1曲目は「峠の我が家」です。
この曲はスカラーが京都の講師時代の生徒さんがお気に入りの曲なんです。
この曲は3拍子になっていて、1小節に1音だけ押せばいいので結構弾きやすいです。
この曲でのポイントは、12小節目の左ファラ♭のところです。
ここは、ラ♭にすることで、元気はつらつなイメージがちょっと不穏な空気感になります。
この瞬間がちょっと不安定になることで、次の小節からの明るさとの対比に差が出て良い感じなのです。
それから、次のCにかけての右手の「ドレミファ」がとってもいいですね。
何か明るい兆しが見えた感じ。
ブラームスの子守歌
2曲目は、「ブラームスの子守歌です」。
よく赤ちゃんのオルゴールで耳にする有名な曲です。
愛らしくてかわいい曲ですよね。
これは左の伴奏の練習に最適です。
左手がドミソ、シレソのパターンは本当によく出てくるので、この機会に慣れておくと良いですね。
こちらも1曲目と同じで、3拍子の曲なので、3拍ずつ進んでいきます。
よく、3拍子と4拍子を分かっていない人がいって、3拍子なのに4個ずつカウントをとって弾いちゃう場合があるので要注意です!
しっかり音源を聞いて、3拍子のリズムに乗って弾くのがポイントですね。
この曲は、付点のリズムの勉強になるんです!
右手の8分音符は、左手のちょうど良い具合のところに入れるという形になります。
このタイミングは動画の方でじっくりお伝えしているので、安心してくださいね(*^-^*)
またこの曲の良いところとして、左シ♭がいい感じです。
シ♭は後のラにかかっているので、「ドミシ♭」で盛り上げて「ドファラ」で落ち着く感じで弾くと良いですよ。
アニーローリー
最後の3曲目は、「アニーローリー」です。
この曲を入れたのは、テンポがゆっくりで弾きやすいからです。
また繰り返しが多いので、1ページ目ができたら、自動的に2ページ目が弾けてしまうという手軽さ(笑)。
そこまで難しくないメロディーやからこそ、左手に和音入れています。
つまりこの曲は左手の和音を弾く練習曲になっているんです。
和音は、指番号3と5やと弾きにくいのですが、親指と小指、つまり1と5を使って弾くと結構弾きやすいです。
スカラーが好きなところは、Bのここの左手です。
曲の一番の盛り上がりなのですが、ベースの「ラーファーミー」と進むところがとっても雄大です。
ソに♯が付いているのもポイントです。
最後のこの左ミソ♯の響きもしっかり味わいながら弾いてほしいなと思います。
最後まで読んで下さってありがとうございました!