3 Mar 2016
スカラーです。
今日は、京都市の宝ヶ池(たからがいけ)にある、小さな絵本美術館カフェ「響き館」を紹介したいと思います。
ここは、絵本好きの大人の方が、お茶を飲みながらゆっくりとした時間を過ごす喫茶店なのです。
ここ最近、絵本を読む大人の方が増えているんですって! この間もテレビの特集でやっていました。会社でバリバリ働くサラリーマンがあえて子ども向けの絵本を読むことで、自分自身を見つめ直すきっかけになるそうです^^
どんな人におすすめ!?
何しろコンセプトが、「大人が心静かに絵本を鑑賞できる場」なので、
・絵本が好きな人
・美術館が好きな人
・ゆっくり静かにお茶を楽しみたい人
・一人の時間を味わいたい人
には、もってこいやと思います。
イメージとしては、カフェというよりかは、美術館って感じですね。
※小さいお子さん(小学生低学年ぐらいまで)や、おしゃべりがしたい人、パソコンを持ち込んで作業をしたい人、持ち込みで読書したい人とかはご遠慮いただいているそうです。
京都のどの辺にあるの!?
場所は地下鉄「国際会館」駅(終点の駅です)から徒歩10分程度かな。宝ヶ池通り沿いにあります。
※国際会館の改札を出て(改札は1つです)右に曲がる、まっすぐ歩く、斜め右の長いエスカレーターに乗る、地上に着いたら右に曲がる、(お向かいが同志社のグランドです。改札を出たら常に「右」と覚えたらいいと思います)地上で右に曲がってからま~っすぐ行った、右手にカフェがあります。※信号2つ分程度。エディオンやローソンを通り過ぎます。
こちらが「響き館」です。オーナーさんが長野県の安曇野を訪れた時、安曇野にある絵本美術館に感動されて、このお店を作られたとのことです。
細い通路を通っていきます(ちょっとしたガーデニングがされています)
こちらから入ります。玄関で靴を脱いで入ります。店内はスリッパで移動します~。
お店に入ると何とアップライトピアノが!!! かなりテンションがあがります!
椅子が数席とソファが1席あるくらいの、こじんまりした空間です。
これらの絵本はオーナーがセレクトしたものです。季節によって展示してある本が違うんです。
鑑賞用の絵本には、カードがついていて、オーナーさんが書いたのかな?コメントが記されていて、オーナーさんの絵本への愛が伝わります。
おすすめの本を読みました!
私は普段本は読まないのですが(汗)、今、おすすめの本を読みました。それが「エミリー」です。
外国のお話です。なかなか深い内容で、ネタバレしますが、この主人公(実際に存在する人物)は、周囲から「謎な女性」と言われ、生涯、結婚をしないで、晩年の20年間(?)ぐらいをずっと家から出ずに、家やお庭だけの範囲で生活をしていたとのこと。で、ずっと家にこもって詩を書き続けていました。
これだけ聞くと、一見閉ざされたような空間で生活をしていたように見えるのですが、それでもお庭にある自然をとても愛し、近所の子どもたちとはふれあっていたようです。
「エミリー」の本の最後にある詩の意味は、「自分は何者でもない、名誉がほしいわけでもない、今自分が幸せだと感じられない人は、どこにいっても感じられない。どこにいても自分の大切なもの(天使)は近くにあるんだ」みたいなことなのだそうです。
で、しばらく絵本を読んでいると、なんと、スクリーンを使ってDVDの朗読とピアノの自動演奏のサプライズをしてもらえました。
それにしても、お店のオーナーさんが、超物腰の柔らかい方で、とても丁寧な説明をしてくださる方なんです。なんというか、慣れてない感じが良いんです(笑)
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で、私が一番よかったのが、こちらの本です。「っぽい」です。こちらも外国の絵本。
こちらもネタバレになりますが、内容は、主人公は、絵を書くのが好きな男の子で、ある日、花瓶の絵を書いていたら、兄から「へたくそ」と言われ、きちんとした花瓶に見えるように何度も書き直すのですが、いくら書いてもうまく書けず、しまいには絵が嫌いになって書くのをやめてしまうんです。で、それを見ていた姉が、書き損じた絵を彼の部屋に飾ってくれていたのです。で、姉は「花瓶っぽくみえるよ」と言ってくれたのをきっかけに、「完璧に書かなくていい、それっぽく見えたらいいんや」ということに気づき、また好きな絵を、「家っぽく見える絵、雲っぽく見える絵、ボールっぽく見える絵、」など、「っぽい絵」を書き始めたというお話。
私もこの主人公と同じで、どちらかというと完璧主義者というか、「きちっとしていないとダメ」という気持ちが強く、何か新しいことを始める時に、ものすごく考え込んでしまい時間を費やしてしまうタイプです。そんな悩んでいたときに、この絵本と出会っていたらなぁ~なんて思いました。
絵本って、何も子どもが読むための本じゃないんですよね。大人になった今でもよく響きます。絵本は自分と向き合えるものだなぁと感じました。
1杯650円でドリンクと絵本が読める
カフェですが、1杯コーヒーか紅茶を頼むというシステムです。たしか1杯650円程度やったように思います。お茶代っていうか、入館料にお茶がついてくるって感覚ですかね。(2杯目からは割引があるそうです)
今回行ったときは、たまたまほかのお客さんがいらっしゃらなかったので、貸切状態で、運がよかったです。
宝ヶ池の静かな空間にポツンとある小さなカフェ、いつか自分の教室の発表会をしたいなぁなんて思ってしまいました・・^^
おすすめです。小さな絵本美術館「響き館」
まとめ
・場所は地下鉄「国際会館」駅から徒歩10分程度
・大人がゆっくり絵本を楽しむ空間
・1杯650円でドリンクと店内の絵本が読める
・アップライトピアノ(生ピアノ)が置いてある
・お店の中はスリッパ
・サプライズなのか?スクリーンでのDVD上映と自動演奏のピアノが楽しめる
読んでくださりありがとうございました^^
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