17 Mar 2016
スカラーです。
今日は、保育園・幼稚園の卒園のおすすめ絵本「きみたちきょうからともだちだ(中川ひろたか)」についてお話したいと思います。
うちの姉が絵本が大好きで、よく子どもに読み聞かせをしているんです。で、絵本に興味がなかった私ですが、姉の影響で詳しくなってきました(笑)
この本は、「入園する子どもに保育園(幼稚園)の楽しさを伝える本」なのです。なので、この春にぴったりの本ですね。
初めて家庭から出て、集団生活をする子ども。お兄ちゃんやお姉ちゃんがこわかったらどうしようとか、みんなとお友だちになれるかな、とか、小さい子どもなりにいろんな不安があります。
この本は、保育園や幼稚園の日常生活がイメージできるので、そんな不安をほぐしてくれます。で、最後に楽譜が載ってまして、弾いて歌って楽しめる1冊なのです。(ピアノが弾ける人にはもってこいの絵本ですね^^)
表紙はこんな感じになっています。この絵インパクトありますよね! 本屋さんでよく見かけるイラストです。
で、年長さんが入園した子どもたちを温かく迎えてくれます。年長さんのお世話する姿がとっても頼もしくて!しかも参考になるんです!
子どもの声掛けの参考になる!
入園した子どもたちへの声掛けがかなりいい感じ! 私はこの本を読んで、「あ~、こういう言い方すれば、反発しんとやってくれるのか」と思ったんです 🙂
ネタばれしますが、例えば、「脱いだ靴はきちんと下駄箱にいれるというシーン」
普通やったら「靴はここで脱いで、下駄箱にいれてください」だけで終わりますよね。この子たちは続きがあるんです。
「靴はここで脱いで、下駄箱にいれるよ。下駄箱に入れないと、カラスが持っていてしまうからね」なんですよね。
あと、おもちゃを片付けるシーンも。
「はーい。お片付けして。片付けておくとね。次のとき、すぐにあそべるんだよ。おもちゃさがすの大変だからね」なんです。
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一方的に「●●しなさい」じゃ通用しない!
つまりは、単純に「●●しなさい」だけじゃないってこと。「●●しなさい。そうじゃないと●●だから」の「●●だから」をきちんと理由を説明してるところがすごいなと感じました。
「なんでか?」をきっちり伝えよう!
親や先生のような説教じみた言い方じゃなくて、きちんと相手に伝わるように、
わかりやすい言葉で、「なんでそうするのか」の「なんで」をきっちり伝えてるんですね。
私はこの絵本を読んで、ピアノの生徒たちへも、「指の形丸くしてね」と一方的に言うんじゃなくて、
「指の形丸くしてね。そうじゃないと、きれいな音が出ないよ」っていう、「なんで指を丸くして弾かないといけないか」の「なんで」をきちんと説明すべきなんやなぁと感じました。
子どものための絵本やけど、大人にも十分に響きます!
絵本っていいですね。
次回は、「きみたちきょうからともだちだ」のピアノ演奏の記事です。
参考までに
絵本「きみたちきょうからともだちだ」
読んでくださりありがとうございました^^
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