1 Mar 2017
スカラーです。
今日から3月ですね~。そろそろ春の気配でしょうか。
読者さんから、「暗譜の方法を知りたい」との質問がありました。
暗譜のやり方って人それぞれ違いますよね。曲を分析してじっくり覚える人もいたら、図(映像!?)として覚える人もいるし・・・。あくまで私がやっているやり方です 🙂
暗譜するには段階がある!
暗譜って段階があると思うんです。まずは、何となく弾いてたら覚える「ふわっと暗譜」。
で、それができたら正確に覚える「きちんと暗譜」にしていきます!
その①ふわっと暗譜
「ふわっと暗譜」は、何回か弾いたおかげで、指が勝手に覚えてくれて何となく弾ける状態のこと。これは、子どもの暗譜と全く一緒です。私も子どものころはそうでした。何となく覚えてて、「あんぷできた!」みたいな。でも、名前の通り「ふわっと」しか覚えていないので、一度間違ってしまうと、途中からは入れず、最初から弾き直さないと弾けなくなるのです><
実はぜんぜん暗譜をしていないんですよね・・・ 🙁
なので、何となく覚えてきたかなって思ったら、次は、「きっちり正確に覚える」練習をしていきます。
この練習は、やる人とやらない人とはっきり差が分かれます。理由は「面倒くさいから」(苦笑)
その②きっちり暗譜
「ふわっと暗譜」から「きっちり暗譜」にしていきます。
ここでは、ショパンの「幻想即興曲」を例に挙げてお話ししたいと思います。
幻想即興曲の中間部は、本当に演奏者泣かせというか、繰り返しが3回も出てくるし、繰り返しの度に、左の音がビミョーに違うんです。(なんで全部同じ音に統一してくれないんだ!って思います><)そして繰り返しを弾いていると、今自分が何回目を弾いているかわからなくなります 。
①曲を分析する
もうこれしかないと思います。これが一番の近道。まずごちゃごちゃしている自分の頭を整理します。(これがしんどい・・・^^;)
・繰り返しが何回出てきたかを数える
・同じ繰り返しでも音が微妙に違うところにチェックをつける
これをしただけでもかなり頭が整理されます。
②弾き間違った音をチェックする
一度何も見ないで弾きます。間違ったり、一瞬迷ったりしたら、そのまま先へ進まずいったん弾くのをやめます。で、楽譜を見てどこをどう間違えたのかを考えます。そして、「なぜ間違えたのか?」まで考えます。それは、間違えるには理由があるからです。それを明らかにすることが大事です!
③あえて途中から弾いてみる
どこを弾いているのかわからない状態を防止するために、わざと弾きにくい箇所から入る練習をします。この練習をしておくと、本番間違えたときに途中からスッと入れるようになります。
他にもいろいろあるんやろうけど、おすすめはこの辺りです。
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(おまけ)暗譜が難しい曲がある!?
個人的に思うんですけど、速い曲って覚えやすいですよね。理由は、スラスラ弾けるようになるまで何回も練習するから。逆にテンポがゆっくりの曲って、必死に練習しなくても弾けるから覚えにくい気がします。なので私の場合は、ドビュッシーの「月の光」とかベートーベン「月光」(ゆっくりな第一楽章の方)は結構覚えにくかったです><
まとめ
何となくふわっと暗譜が出来たら、次はきちんと確実に覚える練習をする
①曲を分析する
②弾き間違った音をチェックする
③あえて途中から弾いてみる
※「ふわっと暗譜」は勝手に指が覚えた状態のこと。指が自然(無意識)に動いているだけなので、これが出来たからと言って、暗譜が出来たことにはならないんです。
意識的に頭で考えるような暗譜をしていくのがポイントです。
弾くばっかりじゃなくて、「机の上で楽譜を眺める」これも結構大事ですよ!!
何か一つでも参考になればと思います^^
今日も読んでくださり、ありがとうございました☆彡
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