京都生まれ☆音大出てないピアノ講師のはんなり日記です^^

(大人ピアノ初心者)楽譜の見方その①「この8分休符の意味はなんですか?」

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スカラーです。

先日読者さんから楽譜の見方について質問がありましたので、
このブログで取り上げたいと思います。

質問の内容は、
「ブルグミュラー25の練習曲『すなおな心』について、
13小節目の2分音符(ソとファ)の下に、なぜ8分休符があるのでしょうか?
音源を聴くと普通に弾かれているように感じます」というものです。

この質問はたまに生徒さんからされることがあります。

二声はメロディーを2つのパートで分けるということ

ということで、実際に楽譜を見てみましょう。
この部分です。

確かに、音源を聞くと普通に聞こえます。
8分休符の表記があってもなくても弾き方は同じです。

なのですが、音符の捉え方が違うのです。

この部分は、右手は二声になっています。
つまりは、二声とは、1つのメロディーを2つのパートで分けるということなんです。

まず1パート目を抜き出したらこんな感じです。

2パート目だけ抜き出すとこんな感じ。

なので、ここを弾くときは、ソーファ#ーの中に、
ミ♭レドがある感じで弾きます。

なので、ソを大きな音で弾いて、ミ♭レドは小さく弾くのが自然です。

メヌエットにもあります!

同じようにバッハの「メヌエット」でもあります。

ここは左手を二声で弾きます。

まず1パート目を抜き出したらこんな感じです。

2パート目だけやとこうなります。

となります。

ここは、シーシの中に、レがあるように弾くのが自然な弾き方です。

たまに休符が省略されているような楽譜もありますが、
正確に書くとこのような表記になります。

ソプラノとアルトの関係

二声を、声楽に例えるなら、ソプラノとアルトの関係です。
音をハモろうと思うと、一人ではできないので、ソプラノとアルトがいないと成立しないんです。

でも、ピアノはそれを全部一人でやってのけるので、
それはつまり、片方の手でソプラノとアルトを弾き分けるということなので、
技術的にも難しくなります。

この弾き方は、よく出てくるので、このタイミングで覚えてもらえたらと思います!

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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はじめまして! スカラーと言います。 京都生まれの京都育ちです。音大を出ていないけどピアノ講師をしています。 小4からピアノを始めたので、初見力なし、音感なし。ピアノも特別上手じゃありません。ピアノ教室を開くまでに、いろんな葛藤があり13年もかかってしまいました。

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