京都生まれ☆音大出てないピアノ講師のはんなり日記です^^

ショパン「ノクターン第2番」の最後がきれいに弾けない方へ

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スカラーです。
今日は、「ショパンの「ノクターン第2番」の最後をきれいに弾く方法についてお伝えしてみたいと思います。
最後のところ、結構難しいです>< プロのピアニストはいとも簡単に弾いてます。で、自分でもできるやろうと、いざ弾いてみたら「あれっ? 何か違う!?」みたいな(汗)

なんであんなに、パラパラときれいに聞こえるのでしょうか?この「きれい」に聞こえるっていう「きれいがポイントなんです。
「きれい」とは、「音の粒がそろっている」ということなんです。^^ さらに詳しく言うと、「音の粒がそろっている」というのは、「音(音の強さ)が均等(均一)になっている」状態のことをいうのです。

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「音の強さを均等にする」にはどういう練習方法がいい!?

最後の部分はここですよね。ゆっくりやったら弾けるけど、速く弾こうと思ったら思うように指が動かない、指がすべる、どっかの音が突っ張る・・・、などいろいろあるかと思います。
IMG_2500コピー

動画はこちらです^^

動画にしてみたので、見ていただけたらと思います。
(動画の内容)
・アクセント移動(4種類)
・リズム変奏①②
・最後一部だけの演奏




動画の補足説明です~。

アクセント移動をしてみよう!

音の粒をそろえるには、「アクセント移動」という練習をします(これはピアノのお師匠さんに教えていただきました!)
ここは「ド♭ シ♭ ド♮ ラ♮」4つの音の繰り返しのところですよね。
IMG_2501
・まず、最初の音だけにアクセントを付けて弾きます(「ド♭」の音ですね)
・次に、2番目の音だけにアクセントを付ける(「シ♭」の音ですね)
・3番目の音だけにアクセントを付ける(「ド♮」の音ですね)
・最後は、4番目の音だけにアクセントを付ける(「ラ♮」の音ですね)
・で、それができたら、どこにもアクセントをつけずに何も考えずに弾いてみる(指の力だけでもそもそ何かを弾いてる感じ)

言葉だけだとわかりにくいので図にしました。※ちなみに「ド♭」は、「シ」(白い鍵盤)を弾きます
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だいたい2番目の音と、3番目の音がやりづらいかなぁ。(特に3番目の音。理由は力の弱い薬指で弾くから)それを自分が弾きやすくなってきた!って思うまで何度も練習します。こんな感じで、アクセントの位置を変えて練習していくんですね。で、1週間ぐらいしたら「あっ 弾けてる!」ってなると思います。

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この練習方法で何ができるようになるの!?

音の粒がそろいます! アクセント移動をすることで、音に凹凸がある箇所を自分で発見し、知らず知らずのうちに音が均一になるのです。
音の粒がそろっていない(音が均一ではない)という現象、1音1音の音がはっきり聞こえないってこと。つまり、4つの音のどれかが小さい音だったり大きい音になっている。4つの音が全部同じ力加減で弾けてないってことなんですね。大きい音になっている音は弾きやすい音、小さい音は弾きにくいから音が出にくい、からです。この練習方法で、弾きにくい箇所を探して、弾きやすくなるまで練習する、これが音の力加減を統一することにつながるんです^^

リズム変奏をしてみよう!

動画でやっているのですが、2パターンのリズムで弾いてみましょう。このリズムで弾く目的は、16分音符を速く弾くためです。
これも効果ありますよ!
その① ※最初の音が長い。
IMG_2503

その② ※最初の音が速いパターン。こっちの方が弾きにくいです。だから効果がとってもあります!
IMG_2504

P(ピアノ)にとらわれるな!

あとは、P(ピアノ=小さく弾く)とらわれることなく、mf(メゾフォルテ)ぐらいで弾いてやりましょう。小さく弾くことだけにとらわれすぎて、音が出ないことが一番よくないので!

手がバタバタしていませんか?

あとは、手の形です。指番号は楽譜に書かれている「3 2 4 1」でいいと思います。
これらの指「3241」は、常に鍵盤の真上にあることが前提です。
例えば、親指やったら、他の指を弾いているときでも、必ず「ラ♮」の音の真上にあるのがベストな状態です。薬指を弾いたときに、親指も薬指の方向に引っ張られないことです。引っ張られてしまうと、次に親指で弾くときに、鍵盤から指が遠いせいで、それだけ親指の動作が大きくなって、瞬時に「ラ♮」が押せませんよね。これは指が「無駄に動いている(無駄な動作)」状態なので、手がバタバタしてあわただしくなります。
なので、気を付けたいことは、指は、弾く鍵盤の真上に置いておく、指の無駄な動きをできるだけ少なくする、ことです。

まとめ

・アクセント移動(音の粒をそろえる練習)
・リズム変奏①②(16分音符を速く弾く練習)
・強弱はmf~ffになるように弾く(Pにとらわれないこと)
・手をバタバタさせない(無駄な手の動きをしない)

とにかく指がこけたらみっともない、音の粒をそろえるぞ!ということに気を付けて弾きました。アクセント移動はこの曲に限らず、なんでも使えます。16分音符の速く弾くところでも使えますよ。

一度やってみていただければと思います。
読んで下さりありがとうございました^^
※「ノクターン2番」の弾き方をまとめた記事はこちらです。

 

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プロフィール


はじめまして! スカラーと言います。 京都生まれの京都育ちです。音大を出ていないけどピアノ講師をしています。 小4からピアノを始めたので、初見力なし、音感なし。ピアノも特別上手じゃありません。ピアノ教室を開くまでに、いろんな葛藤があり13年もかかってしまいました。

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