28 Jan 2016
スカラーです。
今日は、「(番外編)ピアノを初めて弾く子どもへの教え方 ~いきなりピアノは弾けない!」についてお話ししたいと思います。
以前に「ピアノを教えるのが大変な理由」についてお話ししました。(記事はこちらです。)
とにかく、最初に教えることが多すぎる><
で、ピアノを弾いたことがない子どもに、「はい。弾いてみて。まず片手ずつ・・・」なんて言ってもちんぷんかんぷんで弾けないんです。
ピアノを弾くには、いろんな段階(音符やリズムを覚えること)を踏まないと弾けないんですね。
もし、何の予備練習もなくいきなりピアノを弾かせたらどうなるでしょう。
目次
【教える対象】
小学校低学年の子ども
※字が書ける、数字が読める、1~10まで数えられるレベルです
いきなりピアノを弾かせてみたら・・・?
おそらく子どもは「全然わから~~ん!!」といって、ピアノの前で呆然とすると思います・・・。
なんでかと言うと、音符が読めへんからです!!
例えば、この楽譜。これを弾くためには、どのような能力が必要でしょうか?(ピアノが弾ける人やったらとっても簡単ですよね。なんでこれが弾けへんの!? と思われるかもしれません)
赤マルの箇所を見てください。何の音かわかりますか?(音符が読めないとわかりません)
この「レ」という音は、鍵盤のどの場所で弾くのか?(音符と鍵盤の位置が一致してないとわかりません)
また、どの指で弾くのか?(指番号がわかってないと弾けません)
赤マルの部分の音符は何拍伸ばすのか?(音符の長さがわかってないと弾けません)
まだあります(笑)。これは左右どっちの手が弾くのか?(音符の棒が下についてるのは「左」と分かっていないと弾けません)
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こんな見た目簡単そうな曲やのに、こんなに教えることがあるんです!!
整理すると・・・
ピアノを弾くまでに知っておきたいこと
・「ドレミ」の音の区別がわかっているか?
・「ドレミ」が鍵盤上でどの位置かわかっているか?
・「ドレミ」はどの指番号で弾くかわかっているか?
・音符を見て、何拍あるのかわかっているか?
・楽譜を見て、左右の弾き分けがわかっているか?
頭が痛くなってきますね・・・^^;
「ピアノを弾く」は、いくつもの作業を同時にすること!
「ピアノを弾く」という行為は、いくつもの作業を同時にやることなんですね。(なので、ピアノを弾くことは脳に良いとされているのです)。なので、いきなり同時にはできないので、段階を踏みながら1つ1つ丁寧に説明してあげる必要があるんです。
この曲ならすぐに弾ける!
この曲は、初めて弾く子でも弾けます
理由は、「ド」の音しか出てこないから、同じ指で弾くだけ、リズムが一定なので、音の長さも考えなくていい。難しいことと言えば、左右の弾き分けができること。
この曲は・・・? 難しいです><
この曲やと、初めての子は弾けません。「レ」やへ音記号の「シ」の音を教えないといけません。またリズムの弾き分けがあります。左手で弾く部分も教えないといけません。
だんだん、楽譜を見比べていると、「これは●●やから簡単」、「これは●●がわかってないと弾けないから難しい」とわかってきます。頭で考えていてもらちがあかないので、いざ子どもを前にして実践するのみです!
まとめ
ピアノは、いくつもの作業を同時にすることやから、高度な能力が必要
・音符やリズムが読めへんとピアノは弾けない
・指番号と鍵盤の場所も知っておく必要がある
次回は、【番外編2】「譜読みの仕方」についてお話ししたいと思います。
読んで下さりありがとうございました^^
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