2 Sep 2016
スカラーです。
今日は、「(新米講師向け)体験レッスン後の初レッスンはどんなことをする? 5才編」です。
対象の年齢は5歳です。
この生徒が使っている本はこちらです。
最初は、「うたとピアノの絵本(1)みぎて」の本だけをやります。
※「ひだり」てはもう少し様子を見ることにしています。
※ソルフェージュも音符が読めてからやります。
最初はこの1冊を集中してやります。
あとは、音楽ノートを使って、音符を覚えます。
初回のレッスンでやること
・リズム打ち
・ピアノを弾く
・「ド」「レ」「ミ」を覚える
時間配分は?
5歳は30分レッスンにしています。
・リズム打ち(5分)
・ピアノを弾く(10分)
・「ド」「レ」「ミ」を覚える(5分)
※残りの10分は、ノートを書いたり、雑談や準備で時間がとられます
10分前にレッスンが終わるようにしていますが、いつも伸びます・・・(汗)
具体的に何を教える?
・リズム打ち
とりあえず3種類のリズム打ちをさせます。
2分音符、4分音符、8分音符。
「2分音符は、ゆっくりたたくよ」「8分音符は早くたたこうね」とか言います。
5歳なので、「2分音符が2拍だよ~」とかは、まだ言いませんでした。
・ピアノを弾く
使う本は「うたとピアノの絵本」です。「みぎて」だけから始めます。
最初の2曲は体験レッスンで使ったので、3曲目から始めます。
※「ドレミ」しか出てこないので、「レ」の音はどれかな?「ミ」の音はどれかな?と自分で楽譜を読むクセをつけます。
※楽譜に手のイラストを描いて、そこに指番号をふってあげて、
「ドレミは123の指で弾くんだよ」と説明し、なんとかやってもらいます。
※音を1個ずつぶつぶつ切っていたら、「上手に弾けたね。じゃあ、今後は音をつないで、弾ける?」と先生がお手本を見せます。子どもは先生のマネをするのが得意なので、意外にできます 🙂
・「ドレミ」を覚える
これは、「さっき弾いた音符と一緒だよ」と言い、徹底的にドレミを覚えてもらいます。
ドレミの教え方についてはこちらをご覧ください。
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最後に、音楽ノートに、ドレミの読み書きの宿題を出します。
宿題は?
・「うたとピアノの絵本」から3曲
30分レッスンなので、3曲で精一杯です・・・。
・ドレミを覚える
・音楽ノートでドレミの読み書きをする
※ピアノの宿題を出すときは、1回は先生が弾いてあげること、「レの音はどれかな?」と言って、子どもと一緒に楽譜を見ます。
何も説明のないまま、楽譜を見せて、「はい。じゃあ次これ弾いてきてね」では、一人では読めないんです。
最初は、時間もかかるし、曲も全然進まへんけど、最初はゆっくり、丁寧に教えた方があとあとラクやと思います。
今日のレッスン内容を紙に書いています♪
1つずつクリアできたら、左のチェックボックスのところに好きなシールが貼れるようになってるんです。
で、3つすべてにシールが貼れたら、レッスンが終わりです。
今日のレッスン内容を紙に書いてあげると、今日は何をして、何をしたらレッスンが終わるのが分かって
安心するようです。
レッスン1回目の子どもの心理状況
とにかく、レッスン1回目は、子どもは覚えることがたくさんあって大変なのです。
まず、音符を覚えないといけない、鍵盤の場所を覚えないといけない、そして、指番号を守って弾かなくてはいけない、これだけでもう精一杯です!
なので、それプラス、「2分音符は2拍伸ばすんだよ~」、なんて言ったらもう大混乱です(汗)
また、5歳ですので、小学生と比べると理解力が少なく、一度にいろんなことができません。
なので、先生は、もどかしいけれど、1つずつかみ砕いで少しずつ教えていくしかないんです><
コツコツ教えて行ったら、だんだんいろんなことが同時に行えるようになります 🙂
子どもを信じてがんばりましょう!
※教え方⑫~初回のレッスン編に戻る
読んで下さってありがとうございました!
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