29 Jul 2016
スカラーです。
今日は、「新米ピアノ講師さん向けに、手の形の教え方についてその①」お話ししたいと思います。
最初に言っておくと、どのタイミングで言うかは、「一番最初のレッスンのとき」です。
子どもに「手の形」を教えるのってほんとに大変です。
指導者の本にはこう書いてあります。
「クセがついてから直すのは大変。なので、最初からきれいな手で弾くことを伝えましょう」
う~ん・・・。
わかるんやけど、でも最初から手の形を伝えるのって、難しくないですか?
私は、ピアノを教えたてのときは、何も言えませんでした。
必死に音符や、鍵盤の位置を覚えている子どもに、手の形まで言うなんて、あまりにも酷や・・・。ピアノがイヤになるんじゃないか・・・、そんな風に思っていたんです。
でも、結局は言わざるを得ない状況になるので、生徒のために(自分のためにも)、レッスンを始めて1カ月以内に言うようにしました。
で、習い始めた子どもに一番最初に言うのがこんな方法です。
私がやっている手の形の教え方です
②「ふわぁ~っ」と」、手をゆるめて、手の中に空気のボールをつくる
※これが手に余計な力が入っていないベストな状態です。
このやり方は、ピアノ導入教材「ピアノランド」を作った先生がおっしゃっていたやり方です。
この方法やと、「指のこの部分で弾こうね」とか、「脱力するんだよ」とか、「指先には力を入れるんだけど手首はやわらかくするんだよ」とか、ごちゃごちゃ言わなくて済むから良いなぁと思っています。
実際に、子どもたちみんな、ふわっとしたきれいな手で弾いてくれるようになったので、
効果あるんやなぁと実感しています。
もし、自分なりの教え方がない方やったら、ぜひ参考にしてみてください。
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これはダメなやり方
ちなみに、これはダメな例。
一応空気のボールはつくられているけれど、指に変な力がはいっているのと、
手のひらがガッチガチになっています。
この状態で、ピアノの鍵盤に手を置くと・・・。だいぶ指がつっぱります。
これでは弾けませんね。
空気のボールをつくるときのポイント
空気のボールをつくるときに、指先に力を入れないこと。
力を入れてしまうと、先ほどのダメなやり方になってしまいます。
手のひらもふわふわ、手首もふわふわ、指先も、指がくっついてはいるけれど、ふわふわの状態です。
手に何にも力が入っていない状態がベストです。
手の形を伝えるのは、ホントに難しいです。次回は「手の教え方」その②です。
今日も読んで下さってありがとうございました☆彡
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