25 Mar 2016
スカラーです。
今日は、「新米ピアノ講師向け!初めてピアノを弾く子どもへの教え方② ~ピアノを教えるのが大変な理由」についてお話ししたいと思います。
音大出てないけどピアノを教えたいあなたへ
今は会社員やけど、いつか自分もピアノを教えたいと思っている。
今もピアノを習っているから、教えられる技術は十分に備わっている。おまけに実家暮らしやから教えられる環境だってある。
なので、始めようと思ったらいつでも始められる状態。
でも、音大出てへんし、自分には無理なんじゃないかと思っている
そんなあなたのための記事です。
前回は、「ブルグミュラー」に入るまでの指導が大変やとお伝えしました。
今日は、なんでピアノを教えることが大変なのかについてお話ししたいと思います。
「ピアノを教えるのが大変な理由」の1つ目です。
ピアノは弾けるけど教えられない!?
はっきりと言います。
あなたはうすうすお気づきかもしれませんが、ピアノを弾く能力と教える能力は、まったく別物なんです。
当時の私は、「ピアノが弾ける人」=「ピアノが教えられる人」って思ってました。
一度も教えた経験がないから、初めての子に、どんな本を使ったらいいか、どんな順番で教えていいか、まったくわかりませんでした。
で、わからへんから、自分が教えてもらったときのことを思い出そうとしました。
で・・・、
全然思い出せませんでした・・・(泣)
私は小4からピアノ教室に通い始めたのですが、そもそも自分の子どものころのレッスンなんて覚えてないんですよね。
なので、全く参考になりませんでした。
で、少しでも指導の参考になればと、講師になる前に、「導入の生徒を教える指導者セミナー」に参加したんですけど、教えた経験がないせいか、先生のやり方を教わってもぜんぜん自分の中に落とし込めないんです。結局は何の収穫もなく終わったり・・・。
そう思ったときに、もう実際に自分でやって感覚をつかむしかないんやなぁと思いました。
「ピアノを教えるのが大変な理由」の2つ目です。
ピアノは①~④のことを同時にやってます
この図を見てください。見てるだけでイヤになりますよね・・・ 😯
まず、最低、この4つがわかっていないと、ピアノは弾けないんです。
①「おんぷが読めるか?」
②「リズム読めるか?」
③「指番号知ってるか?」
④「鍵盤の位置がわかってるか?」
言い換えると、この4つを同時に行うのが「ピアノを弾くということ」なんです。
(なのでピアノを弾くことはは脳に良いとされるのです。)
プラスαいうと、鍵盤の押し方(タッチ)や手の形、脱力、とかですよね。言い出したらきりがありません・・・(汗)
初めに教えることが多すぎる><
ピアノって一番最初に教えることが多すぎるんです。なので、どこから教えたらいいのかわからないので、とっても大変なんです。
※しかも教える人が10人いれば10通りあるんです。正解はないんです。だから余計難しいのです・・・。
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進め方について
進め方については、①~④を、毎回5分~10分ぐらいの時間を使って、それを覚えるまで繰り返しやります。
子どもは1週間でぱっと忘れることもあるので、本人が確実に覚えたなと思うまで、繰り返しひつこくやる方が良いと思います^^
なので、1つのことに対して、30分ずっとやり続けるようなことはしないです。
あと、③「指番号知ってるか?」や④「鍵盤の位置がわかってるか?」は、やっていくうちに次第に覚えるのでそこまで大変じゃないです。
私が特に時間をかけているのは、①の音符の読み方と②のリズムの叩き方です。これを毎回のレッスンでひたすらやり続けます。
まとめ
ピアノを教えるのが大変な理由
1つ目・・・「ピアノを弾く能力と教える能力がは、まったく別物」やから
2つ目・・・「複数の動作を同時に行うのがピアノを弾くということ」やから
①おんぷが読めるか?
②リズム読めるか?
③指番号知ってるか?
④鍵盤の位置がわかってるか?
・①~④を毎回5分~10分ぐらい、繰り返しやる
・特に①②の音符の読み方とリズムをがんばって教える!
次回は、実際に「音符の読み方」について、具体的な進め方をお伝えしたいと思います。
読んで下さりありがとうございました^^
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