26 Dec 2017
スカラーです。
今日は、「プレ・インベンションの55番」 をピアノで弾いてみました。
55番は「サラバンド」です。
サラバンドっていうのは、かなりゆっくりとしたテンポの3拍子の舞曲(遅すぎるぐらいのテンポで丁度良い感じです)
です。1拍の中にいろんな動きのステップが入っています。そのステップが難しく、位の高い人が踊るダンスを言われています。
この曲は意外にもあっさり合格をくれました・・・。
しか~し!! この曲、かなりゆっくり弾かないといけないので、息を続かせるのが難しい(>_<)。
しかも、バロッグ時代の曲なので、感情を伴う強弱はNG!! 前に進むように弾いてはいけない!!
ということで、重々しく、階段状のクレッシェンド(徐々にではなく)で弾かないといけません。
「プレ・インベンション」55番です
ゆっくり動画です
もともとゆっくりな曲なので必要ないかもしれませんが・・・。手元がわかるかなぁと思って載せました。
そもそも3/2拍子とは?
ここから3/2拍子について解説したいと思います。
3/2拍子とは、
「1小節に2分音符が3個分入っている」リズムのことを言います。
ここでポイントになるのが、2分音符を1拍として数えることです。
はい。ここがものすごく大事なので、もう一度言いますね。
「2分音符=1拍」なんです。
で、3拍子のワルツのように弾くんです。(しかもゆったり目で)
2分音符を1拍として考えるので、下記のようなリズムをイメージして弾きます。
わかりますかね? つまりは3/2拍子が出て来たら、半分の音の長さにして弾くんです。
つまりはこうです。
なので3/2拍子の曲を弾くときは、
・2分音符を1拍として考える
・すべての音の長さを半分に割って考える
・3拍子のリズムのように弾く
ちょこっと解説
この1拍分に4ステップが組み込まれていので、超ゆっくり弾きます。
心の中で1拍を「1、2、3、4」ぐらい数えて弾くとちょうどよいです。
Var.1(変奏1)では、3声に分かれていますね。ちなみに「ラ」の音は、右で弾く方がやりやすいです
Var.2(変奏2)は、1回目レガート、2回目がノンレガート(音を切る=スタッカートに近い弾き方)です。スタッカートは切りすぎないように注意です
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ちなみに使っている本はこちらです。
今、レッスンで「プレ・インベンション」を使っています。この本です。
まとめ
「プレ・インベンション」の本は、簡単に言うと、バッハやモーツアルトなどのバロッグ~古典派時代の曲がたくさん載っている本です。
バッハの「インベンション」の前にやっておきたい曲集です。
※「プレ・インベンション」についてまとめた記事はこちらです(演奏動画あり)
読んで下さりありがとうございました^^
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