22 May 2016
スカラーです。
今日は、私が習ってきた歴代のピアノの先生のお話しをしたいと思います。
その②です。
(前回の記事はこちらです)
私は音大は出ていません。
小学校4年生のときに、近所のピアノ教室に行って趣味として楽しんで、
みんなが学ぶであろう教本を勉強して、普通の学校に通って、一般企業に就職した人間です。
で、好きなことで生活がしたいと思ったので、今は、会社をやめて、自宅でピアノ教室をしています。(現在指導歴4年目)
私は、これまで、計6人の先生に習いました。
5人目 自分の演奏がガラッと変わった先生
ピアノ講師をしている友人が習っている先生に習うことになりました。
この先生は、留学経験があるかなりレベルの高い方です。特にジャズや即興演奏を得意とされています。
レッスン室はサロンコンサートができるぐらい広くてグランドピアノが2台並んでいます。
まさか自分がこんなレベルの高い先生に習うとは思ってもみませんでした。
先生は、「ド」のことを、ドイツ語で「ツェー」とか言われる方やったので困りました・・・(汗)。あと譜めくりしてくれないので、自分でやってました。譜めくりも演奏の一部みたいです。
とにかく先生の演奏がとってもカッコよかった!
この先生に、前の先生(不信感を抱いた先生)の時に弾いていた曲を見てもらいました(何度練習しても上手にならなかった曲です)。
すると、今まで悩んでいたことがウソのように自分の演奏がどんどん良くなるのがわかったんです。
一番よく理解できたのは、私が弾いているマネをしてくれたことです。
「あなたこう弾いてるわよ。手がガッチガチよ! 」と言われたときは目からウロコでした。
あと、「う~ん、ここはもっと引っ張るのよ。」とか、「この音をよく味わって!」とか・・・。(音を味わう・・・なんて表現なんやって思ってました)
今の自分の演奏に赤を入れてくれるので、違いが分かってとても勉強になりました。
プラモデルで例えるなら、前の先生は、手や腕の部分だけをただひたすら磨いただけで全体はいびつ。
で、この先生は、「細部よりも全体のバランスが大事」という方でした。
なので、テクニックがともなってなくても、何となく曲らしく弾く方法を教わりました。それからはピアノを弾くことが楽しくて、「同じ曲やのに、教わる先生でこんなに違うんや!」で確信したんです。ピアノの演奏は指導者でこんなに変わるんやなぁとしみじみ思いました。
あとは、先生の表現がとっても面白かったです。
私の演奏を聞き終わった後、「なんだかしなびた野菜みたいね・・・」(歯切れの悪い演奏をしたとき)
「誰かに早く弾けって言われたから弾いてる感じね・・・」(CDを聞きまくってその通りに弾いたとき)
で、少しずつ指導に熱が入らなくなって、ピアノ教室の運営の方に力を入れ始めました。
あとは、自分がピアノを弾くことに飽きてしまった!?こともあって、少しずつレッスンに行く回数が減って、フェードアウトしていきました・・・。
6人目 「●●先生師事」とかって言われる先生
ピアノを弾きたくない時期が続いて、それを払拭したいから習った先生。
友人も私も前の先生をやめて、知人の紹介で教えてもらうことになりました。
この先生に習うには、看板もホームページもないので、誰かの紹介じゃないと出会えないんです。
よくピアノコンサートのパンフレットのプロフィールの欄に「●●先生師事」とかって書いてあるけど、まさしくその先生に当たる人(なんて方に習ってるんやって思いました 😯 )
レッスン室はもちろんグランドピアノが2台並んでいます。しかもどちらもスタインウェイ・・・。
先生はとっても優しくて、ほんとに上流階級のお美しい方でした。昔のヨーロッパの話とか当時の音楽のこととか、お話しも交えてくださり楽しいレッスンでした。
前の先生もこの先生も、どちらも友人から紹介してもらった素敵な先生。本当に友人には感謝です!
あと、この先生家が遠くて、往復で3時間超えるので、往復しただけでくたくたになってしまいました。
このころから自宅でピアノ教室をしていて、普通に平日はOLやったので、正直ピアノの練習をする時間がなかった・・・><
気持ちに余裕がなくなって、ピアノを習いに行っていたけど、結局は、数回行っただけで、テンションを取り戻せず、
「仕事とピアノが忙しくて時間が取れなくなりました」といってやめました・・・。
この先生と友人には申し訳ないことをしたと思っています><
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7人目 ※2番目の先生と一緒の人
昔ヤマハで習っていた先生です。前の先生をやめて、ピアノ教室に専念するために会社もやめて、時間ができたのに、まだやる気が起きない……>_<…
で、大人の生徒さんが来てくれるようになって、「講師をしているのに自分は勉強していない。これではあかん!」と思い、本格的に先生を探しました。
で、今まで友人の紹介で素敵な先生に出会ったので、どうやって自分で探したら良いかわかりませんでした・・・。
前の先生やと、お家から遠かったので断念しました・・・。
で、ヤマハとか大手の楽器店には絶対に習いに行きたくなかったから、現役バリバリで個人の教室を探していました。
で、今までのことを振り返って、思い出したのは、昔ヤマハで習っていた先生です。
思い切って十数年ぶりに連絡し、今に至ります。
昔、先生が言ってることがわからへんかったことが、いろんな先生や曲を弾いてきたおかげで、理解ができるようになりました。
「こうかな?ああかな?」と模索しながら練習していた方法もあながち間違っていませんでした。
という訳で、今習っている先生は昔習っていた先生なんです!
先生は今も現役バリバリ、この間も大きなホールでオーケストラと一緒に共演されていました!
先生のテクニックはほんとにすごいです。改めて先生のすごさに気づき、先生に教えてもらえることを幸せに思っています。
人生の中で、どの先生と出会うかでピアノの生活は変わります。
何を教わるかじゃなくて、誰に教わるか、誰と出会うかが大事です!!
まとめ
1人目・・・近所の先生(親が見つけてくれた)
※小4~短大まで
2人目・・・ヤマハの先生(自分で探した)
※短大~社会人1年目まで
3人目・・・なんちゃって先生(友人の紹介)
※20代前半 半年~1年!?でやめたかな
4人目・・・自分が成長して不信感を抱いてしまった先生(なんちゃって先生の紹介)
※20代前半 4年ほど習った
5人目・・・自分の演奏がガラッと変わった先生(友人の紹介)
※20代後半 5年ほど習った
6人目・・・「●●先生師事」とかって言われる先生(友人の紹介)
※30代 1年ほど習った
7人目・・・2番目の先生と一緒の人
※30代 今のところ1年ぐらい
自分のピアノ人生、ふたを開けたら、6人もの先生に習っていたんですね。びっくりしました。
印象に残っているのは、5人目の先生ですね。練習してもうまくならない時期を乗り越えて、自分の演奏がみるみる変わった感触がありました。ピアノがさらに好きにさせてくれた先生です♪ 感謝です^^
今日も読んで下さりありがとうございました^^
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